【中日】細川成也、現ドラ選手で初の年俸1億円突破「崖っぷちからここまで想像していなかった」

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2025年11月17日 19:02  日刊スポーツ

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契約交渉を終え会見する細川(撮影・森本幸一)

中日細川成也外野手(27)が現役ドラフト選手で初めて年俸1億円を突破した。17日、ナゴヤ球場内で契約更改し3800万円アップの1億3000万円でサインした。


細川 僕も現役ドラフトで、もう崖っぷちからはい上がれたので、まさか3年でここまでいくというのは、自分でも想像していなかったが、ベイスターズの時から諦めずに練習してきてよかったなと。


初の現役ドラフトで移籍した中日での23年シーズン、年俸は990万円だった。そこから広いバンテリンドームで3年連続20発以上と長打力が開花。今季は5月上旬に右太もも裏を痛めて1カ月半も離脱したが、7月9日巨人戦(福島)の9回2死、守護神マルティネスから逆転3ランを放つなど、頼れる4番としてチームを引っ張ってきた。現役ドラフトで活躍するのは一握り。「諦めずに頑張っていれば報われる時が来ると思う」と、これから移籍する選手たちの希望になりつづける。


昇給の使い道を問われると「(実家の)犬のためにも使ってあげたい。6月に猫も保護したので、その猫もてんかん持ちで薬を毎日飲みながらなので、元気に暮らしてほしいですし、そのためにも使っていきたい」と、明かした。中学時代に拾った14歳のメス犬で病気から回復へ向かっているラッキーと、新たな家族オス猫のリンだ。「なかなか会えないですが、久しぶりに会うと飛びかかってきてくれて、とてもかわいい」と優しい笑顔を見せた。


現在はナゴヤ球場で遅くまで黙々と打ち込んでいる。「最低でもAクラス。優勝のために、けがなく1年間、出られるように」。愛する家族たちのためにも、来季テラス席新設で狭くなる本拠地で、アーチを量産する。【石橋隆雄】


◆細川成也(ほそかわ・せいや)1998年(平10)8月4日生まれ、神奈川県出身。明秀学園日立から16年ドラフト5位でDeNA入団。17年10月3、4日中日戦で高卒デビュー2試合連続本塁打。同年日本シリーズで初打席初安打。20年には2軍で本塁打王、打点王、最高出塁率も1軍では出番がなく、22年オフの第1回現役ドラフトで中日に移籍。背番号0で再出発し自己最多24本塁打。背番号を55に変えた24年は23本、今季20本と3年連続20発以上を記録した。179センチ、98キロ。右投げ右打ち。

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  • 本当に中日で活躍してくれてありがとう。来季はずっと4番で頼むよ
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