企業献金見直し3法案審議入り=質疑日程決まらず、先行き不透明―衆院委
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2025年12月03日 16:31 時事通信社

企業・団体献金見直しに向けて与野党が提出した3法案は3日、衆院政治改革特別委員会で提出者による趣旨説明が行われ、審議入りした。同委は与党が週内提出を目指す衆院議員定数削減に関する法案も取り扱う予定。野党は献金見直しの法案を優先して審議するよう求めているが、与党は明言を避けており、審議の行方は不透明だ。
与野党は3日の特別委理事会で、「政治とカネ」をテーマとする各会派の「意見表明」を4日に行うことで合意。しかし、野党が3法案の質疑を5日に行うよう求めたのに対し、与党は即答しなかった。
今国会の会期末が17日に迫る中、与党は献金見直しの法案を後回しにし、定数削減の法案を先行して処理しようとしているとの見方も出ている。国民民主党の玉木雄一郎代表は3日、党会合で「政治とカネの問題の解決につながる法案に先に対応するのが筋だ」と与党を批判した。
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