同性婚訴訟「違憲判断を」=原告らが最高裁に要請

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2025年12月03日 17:02  時事通信社

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時事通信社

最高裁への要請後に記者会見する同性婚訴訟の原告、小野春さん(仮名、手前)ら=3日午後、東京都千代田区
 同性同士の結婚を認めない民法や戸籍法の規定は違憲だとして、国に損害賠償を求めた一連の訴訟の原告や代理人弁護士が3日、最高裁を訪れ、判決で違憲判断を示すことなどを要請した。

 訴訟は全国で6件起こされ、高裁段階では違憲が5件、合憲が1件と判断が分かれた。要請書は、いずれも大法廷に回付し、原告らの声を聴く機会を設けるよう要望。「法律婚制度から排除され続けてきた多くの性的少数者の人生に思いを致し、明確な違憲判断を示すよう要請する」などとしている。

 東京都内で記者会見した原告の田中昭全さん(48)=香川県=は「最高裁では期限を区切って国会に立法のメッセージを出してくれたら」と期待した。50代の小野春さん(仮名)=東京都=は「普通の家族として守られたい」と話した。 

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