地球温暖化、海洋汚染、森林破壊…冒険家・舟津圭三が実感する「環境問題」の深刻さ

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2025年12月08日 21:00  TOKYO FM +

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地球温暖化、海洋汚染、森林破壊…冒険家・舟津圭三が実感する「環境問題」の深刻さ
“一歩先を行く手の届く贅沢”をテーマにした情報紙「ビズスタ」から、社会で活躍するビジネスパーソンのウェルネスなライフスタイルに役に立つ最新情報をお届けするTOKYO FMのラジオ番組「ビズスタ THE REAL WELLNESS」(毎週土曜7:25〜7:30)。「ビズスタ」編集長・佐原雅之がパーソナリティをつとめます。12月6日(土)の放送は、冒険家・舟津圭三さんをゲストにお迎えして、現在の環境問題について伺いました。


舟津圭三さん



佐原:毎年12月11日は「THINK SOUTHの日」です。1989年12月11日に環境平和の重要性を訴えるため、南極大陸横断国際隊が、史上初、犬ぞりで南極点に到達したことを記念し、制定されました。今回は、その国際隊のメンバーの1人、冒険家の舟津圭三さんに環境問題についてお伺いします。

舟津:地球環境は、18世紀後半の産業革命以降、化石燃料の大量消費により、大きく変化してきました。まず地球温暖化による気候変動、海水面の上昇、異常気象、そして、巨大化する台風やハリケーンは、世界中で人の暮らしに影響を及ぼしています。

海洋汚染も深刻です。マイクロプラスチックの問題は、海の生き物を脅かすだけでなく、食物連鎖を通じて人間の健康にも影響が及ぶ可能性があります。海水温の上昇による生態系の変化も避けられません。水問題も同様です。川の汚染はそのまま海の汚染につながり、飲料水不足も世界的な問題になっています。

大気汚染も深刻で、地球の生命圏は、わずか約5kmの薄い層にすぎません。そのため、大気汚染は酸性雨や生態系の破壊、そして、私たちの生活環境そのものの悪化につながっています。加えて、違法伐採や森林火災などによる森林破壊は、生物多様性の崩壊と二酸化炭素の増加を招き、温暖化を加速させるという悪循環になっています。私自身、南極横断から現在に至るまで、長年自然と向き合うなかで「地球に少しずつ無理がかかっている」という感覚を実感してきています。

これらの問題は人類だけでなく、すべての生物の未来に影響を及ぼす問題です。国境や立場、地域の違いを超えて人類が1つになり、叡智を結集していく。その姿勢なくして、私たちが地球に生き続けられる未来はないと考えています。

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<番組概要>
番組名:ビズスタ THE REAL WELLNESS
パーソナリティ:佐原雅之(ビズスタ編集長)
放送日時:毎週土曜7:25〜7:30


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