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ドジャース大谷翔平選手(31)の銀行口座から不正送金するなどした詐欺罪で米国で収監された、元通訳の水原一平受刑者(40)のスキャンダルを題材に、米国の独立系制作会社ライオンズゲート傘下のケーブルテレビ局「Starz」が制作する、ドラマシリーズの制作陣が決まった。米大手芸能サイト「DEADLINE」などが10日(現地時間9日)報じた。「ワイルド・スピード」シリーズで知られる、ジャスティン・リンが監督、共同脚本、製作総指揮を務める。また「エア」「タイガースラム」で知られるアレックス・コンベリーが脚本、製作総指揮、ショーランナーを務める。
水原受刑者は、大谷の通訳だった21年11月ごろから24年3月ごろにかけて違法スポーツ賭博で多額の借金を抱え、大谷の口座から無断で胴元に送金。盗んだ額は約1659万ドル(約24億1000万円)と伝えられている。賭け総額は3億ドル(約435億円)に上り、借金総額は約4100万ドル(約59億円)だったという。銀行詐欺などの罪で禁錮4年9月が確定し、6月16日(日本時間17日)に米東部ペンシルベニア州の連邦刑務所に収監された。
今回のドラマシリーズは「ジョン・ウィック」シリーズなどで知られるライオンズゲートが、24年5月に企画について発表していた。トニー賞受賞経験を持つスコット・デルマン氏と、元スポーツ・イラストレイテッド誌記者のアルバート・チェン氏がプロデューサーを務める。水原受刑者が放浪者から、大谷の通訳となり、世界を揺るがした賭博スキャンダルを引き起こすまでの経緯と、その裏話を描くという。タイトルは未定。
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