今年の漢字を明かした市川團十郎 (C)ORICON NewS inc. 歌舞伎俳優・市川團十郎が10日、都内で『市川團十郎特別公演』制作発表会見を実施。1日8回温泉を回るほど、温泉尽くしの1年だったと語った。
【写真】爽やか…!ガッツポーズをきめる市川團十郎 今年を振り返った團十郎は「比較的充実した1年でした。子どもと一緒にアフリカに行った思い出や、ハワイに行った思い出とか」としみじみ。さらに、温泉文化アンバサダーを務めていることに触れ、「個人ではかなり温泉に詳しくなった1年だったと思います。1日8件、ここにいる人間のなかで、一番温泉に入った人間として胸を張って生きていきたい」と自信たっぷり。「今年の漢字は“泉”。温泉って温かいだけではない」と熱い思いを語っていた。
團十郎は、2026年2月、3月に全国21会場26公演の特別公演を開催することを発表。平安絵巻から舞い降りたような気品と華やぎのある姿で魅了する『源氏物語』と、成田屋の代名詞として期待する荒事のすばらしさ、江戸歌舞伎の力強い舞台を1日で同時に上演する。
巡業に向けて、團十郎は「歌舞伎を見たくても、なかなか地域から離れられない方が多いと思うので、そういう方々に見ていただけることが文化として大事なことかなと思います。東京でやる公演とはまた違う思いで懸命に舞台に向き合いたいと思っています」と意気込んだ。
【演目】
一、『源氏物語〜夕顔〜』
二、『素戔嗚大蛇退治(すさのおおろちたいじ)』
三、『荒事絵姿化粧鑑(はなのえすがたけわいかがみ)』
【出演】
市川團十郎/大谷廣松 市川九團次 片岡市蔵 ほか