2025年F1アブダビテスト アービッド・リンドブラッド(レーシングブルズ) 2025年F1とFIA F2の最終レースが行われた12月7日の夜、アブダビで2025年FIA F2年間表彰式が行われ、2026年レーシングブルズからF1参戦が決まったアービッド・リンドブラッド(カンポス・レーシング/レッドブル育成)に、アラムコ・ベスト・パフォーマンス賞が贈られた。
アラムコ・ベスト・パフォーマンス賞は2023年シーズンより設定された賞典で、シーズン中に際立った注目を集めたドライバーに対しそれぞれ贈られている。本来は各シーズン1名を選出する賞だが、2023年はリチャード・フェルシュフォーとジャック・ドゥーハンの2名が、2024年はアイザック・ハジャーにトロフィーが授与されている。
2025年FIA F2のアラムコ・ベスト・パフォーマンス賞は、第3戦ジェッダのスプリントレースにおいて17歳254日というFIA F2史上最年少優勝記録を刻んだリンドブラッドに贈られた。なお、リンドブラッドは2024年FIA F3においても16歳で最年少優勝記録を残しており、同年FIA F3のアラムコ・ベスト・ルーキー賞を獲得している。
「本当に特別な瞬間だった。FIA F3と同じくFIA F2でも記録を樹立できたのは嬉しかったね。だけど、それよりもレースに勝てたことがとにかく嬉しかった。素晴らしいコースでとても楽しかったし、カンポスのスタッフは素晴らしいマシンを用意してくれた。だから、記録を樹立できたのは嬉しいけど、やはりとにかく勝てたことが嬉しかったんだ」と、リンドブラッド。
「これから何が起こるのか、とてもワクワクしている。5歳でこの旅を始めたとき、僕の目標はF1ドライバーになることだった。こんなに若い年齢で実現でき、本当に嬉しいよ。すべてがとても早くやってきたから、学ぶことがたくさんある。難しいだろうけど、とても楽しみだ」
FIA F2年間表彰式では、新チャンピオンのレオナルド・フォルナローリ(インビクタ・レーシング/マクラーレン育成)に、F1のCEO兼会長であるステファノ・ドメニカリからチャンピオントロフィーが贈られたほか、シーズンのハイライトとなるピレリ賞、そして最優秀新人ドライバーを讃えるアントワーヌ・ユベール賞がそれぞれ贈られた。
また、最優秀オーバーテイク・テクニックを讃えるダラーラ賞はルーク・ブラウニング(ハイテックTGR/ウイリアムズ育成)に、最優秀勝利を讃えるメカクローム賞は6.5秒の大差で第4戦イモラのフィーチャーレースを制したアレクサンダー・ダン(ロダン・モータースポーツ)に贈られた。
[オートスポーツweb 2025年12月11日]