日本市場において初導入となるBYD独自のスーパーハイブリッド“DM-i(デュアル・モード・インテリジェンス)”を搭載するPHEV(プラグインハイブリッド)モデル『SEALION 6(シーライオン6)』が上陸 日本市場において初導入となるBYD独自のスーパーハイブリッド“DM-i(デュアル・モード・インテリジェンス)”を搭載するプラグインハイブリッド(PHEV)モデル『SEALION 6(シーライオン6)』が上陸。前輪駆動と4輪駆動の2グレード構成となり、12月1日より発売が開始されている。
先月開催されたジャパンモビリティショー2025の会期中にて、すでに300台近くの先行予約を集めていた同車は、デザイン面でもBYDが進める海洋シリーズ特有の世界観をSUVに落とし込み、伸びやかな横基調のフロントにシャープで存在感のある“オーシャン・エックス・フェイス”を採り入れ、洗練されたスタイルを実現している。
リヤに備えた一文字のテールライトは光の演出によって立体感を強調し、脚元では19インチのブラックアルミホイールを装備し、海の色彩をモチーフにしたボディカラーを組み合わせることで、存在感と上質さを併せ持つ外観に仕上げられている。
一方のインテリアは、深みのあるブラック基調の空間にブラウンのアクセントとアンビエントライトを配し、海洋シリーズにふさわしいモダンなデザインにまとめられた。海をイメージしたフォルムのスポーツシートは身体をしっかり支えつつ、前席にはヒーターとベンチレーションを備え、長距離でも快適な姿勢を保てる設計としている。
視線が集まるセンターコンソールには、クリスタルを思わせる電動シフトレバーや2基のワイヤレス充電を配置し、上質感と機能性を両立。長さ2765mmのホイールベースが確保する後席空間は大人がゆったり座れる広さを持ち、ラゲッジは日常用途から旅行まで幅広く対応できる容量とフラットな床により、使い勝手の良さを追求している。
注目のパワートレインには、これまで17年以上にわたって進化を遂げたスーパーハイブリッド技術である“DM-i”が採用され、世界最高水準の熱効率を誇る1.5リッターの高効率エンジンに高出力に対応するDM-i専用ブレードバッテリー、高効率なエレクトリックハイブリッドシステム(EHS)で構成される「電動走行が主体」のハイブリッドシステムとなっている。
走行の大半をモーターが担うことでEVのように静かな走りとスムーズな乗り味を実現し、必要な場面ではエンジンを効率良く作動させることで優れた燃費性能を発揮。満充電時には100km(※FWDの場合)のEV走行が可能で、日常の移動はほぼ電気のみで完結する。
前述のとおり日本仕様ではFWD(前輪駆動)とAWD(四輪駆動)の2グレードを設定し、長距離走行時にはエンジンによる発電と走行を最適に組み合わせることでFWDの航続距離は1200kmに達するロングレンジ性能。AWDは0〜100km/hで5.9秒というスポーツSUVらしい力強い加速性能(豪州参考値)を備え、価格はFWDが398万2000円、AWDが448万8000円となっている。
●BYD公式サイト:https://byd.co.jp/e-life/cars/sealion6/
[オートスポーツweb 2025年12月11日]