レコ大新人賞に選ばれたMATSURIが今年の変化と成長を振り返る。「心が何度も折れそうになったけど、仲間やファンの皆さんのおかげで前を向けました!」

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2025年12月12日 13:20  週プレNEWS

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週プレNEWS

1st写真集を発売したMATSURI

秋元康プロデュースの昭和歌謡&平成ポップスグループ・MATSURI(まつり)が11月27日(木)、待望のファースト写真集『双六(すごろく)』を発売!

情報番組『ぽかぽか』(フジテレビ系)へのレギュラー出演でもお馴染みのMATSURIは、『夢をあきらめるな!オーディション』で3000人以上の中から選ばれた6人組。今年1月発売のメジャーデビューシングル『アヴァンチュール中目黒』はオリコン週刊シングルランキングで1位を記録し、ファーストコンサートツアーも開催した。デビュー前から音楽キャリアを持つメンバーが多く、全員が30代の新人グループだ。

写真集のロケ地は、真夏の沖縄。6人の仲良しショットはもちろん、限界肉体美カットなど、今までにないMATSURIの姿を詰め込んだ1冊になっている。

週プレNEWSでは、ファースト写真集『双六』の発売を記念してメンバーの渡辺真、橋爪健二、小野寺翼、松岡卓弥、鈴木渉、柳田優樹にインタビューを実施。撮影の思い出を聞いた前編に続き、後編では今年の振り返りや来年の目標、メンバーとの関係性などについて語ってもらった。

――今年1月に『アバンチュール中目黒』でメジャーデビュー、6月にSHOW-WA&MATSURIのファーストシングル『僕らの口笛』、10月にはセカンドシングル『アガベの花』をリリース。同じ年に3作も出せるってすごいです!

柳田 今年は初めての全国ツアーやファンクラブツアー、明治座公演もあって。デビュー1年目とは思えないほどいろんな経験をさせていただき、飛躍の年になったかなと感じています。メジャーデビューをきっかけに応援してくれる方々も増えて、環境や状況が新しい方向に変わってきました。

鈴木 6月からファーストツアーが始まったんですけど、今までにないほどのプレッシャーがかかって、正直精神的にしんどいときもありました。でも、ツアーを通してメンバーのすごさを改めて感じましたし、自分の成長にもつながったと思います。

渡辺 わたる(鈴木)はメンバーの中で唯一音楽活動の経験がなくて、MATSURIが初めてなんですよ。それで、いきなりホールツアーですから。何百人の前で歌うステージに立つってものすごい勇気がいるし、よく負けずに頑張っているなと。そんな姿を見て、僕らも頑張らないとなって思わせてくれた場面がたくさんありました。


鈴木 成功させなきゃって考えばかり強くなって、楽しむ余裕が持てなくて。でも、メンバーを見て、いいものを一緒に作ろうって気持ちが大事なんだなと気づきました。彼らの向上心がなかったら今の自分はいないので、僕を作り上げてくれるのは僕自身でもあり、メンバーでもあるなって思います。

松岡 それはお互い様だよー。自分も負けないように頑張ろうってわたるが思わせてくれるし、この6人で切磋琢磨しながら成長できているなとって感じます。

――今年のMATSURIの変化ってどんなところで感じますか?

橋爪 今年はリリイベやツアーが続いて各地をまわる機会が多かったんですけど、回を重ねるごとに見に来てくださる人が増えるのを実感できました。以前は外ロケなどをしていると「SHOW-WAだよね」と声をかけられることがあったんですけど、MATSURIとして認知してもらえるようにもなってきていて。僕らは「地道に一歩ずつ」と常々言っているんですけど、その言葉が今につながってきたなと感じる一年でした。

柳田 6人の仲の良さが深まって、自然と連携が取れるようになったのも大きな変化かなと思います。ツアーや『ぽかぽか』の生歌唱などたくさんの舞台を踏ませてもらったことで、各々が自分の役割やポジションを理解しながら向き合えるようになりました。

――今までメンバー内で大きなケンカをしたことは?

柳田 めちゃくちゃありました(笑)。グループ全体ではなくて、各々が......。

橋爪 いろんな場所で起きているよね。僕も楽屋でゆうきくん(柳田)と2人のときに、「大きい声で威嚇するのやめて!」って怒ったことがあります(笑)。

柳田 たぶんお互いイライラしていたんでしょうね。僕、声がデカいし(笑)。

鈴木 たぶん僕も楽屋の端っこにいました。あれケンカだったんですね。

橋爪 ゆうきくん、最初の頃はつばさ(小野寺)ともかなりバチバチしてたよね。

柳田 本番5分前まで言い合いして、「もう頼むからステージ出てくれ!」って言われたんだっけ?(笑)

小野寺 最年少と最年長がケンカするっていう(笑)。

橋爪 どのケンカもMATSURIを良くしたい思いが強いがゆえに、意見交換をしていたら事が大きくなっちゃうっていう。

小野寺 メジャーデビューをかけた投票対決も負けてしまい、なんとかして這い上がらなきゃ!っていう気持ちの表れでした。意見がぶつかることもあったけど、そういう積み重ねでわかり合えるようになって今に至るって感じですね。

柳田 僕、まこっちゃん(渡辺)ともケンカしたことある。言い合いというか、口論というか......。

小野寺 全部、あんたやん(笑)。

渡辺 あはは(笑)。あれはケンカって言うのかな?

柳田 でも、僕らすぐ仲直りできるんですよ。

小野寺 そこは、ゆうきくんがすごいなと思って。言いたいこと言い切ったら、自分から謝りに行くんですよ。僕のときも「このまま舞台上がるのはイヤだな......」と思っていたら、「言いすぎてごめんね。一緒に頑張ろう」みたいな。人に謝るってなかなかハードルが高いなと思うので、大人だなって思いました。

松岡 そう、やっぱり最年長らしいよね。

柳田 ありがとう(笑)。謝るとちゃんと許してくれるから、メンバーに恵まれたなと思います!
 

――松岡さんと鈴木さんはケンカしなさそうですね。

松岡 だからこそ、キレたらめっちゃ怖いと思います。収拾つかないタイプでしょ?

鈴木 はい。僕が本気でキレたら、たぶん二度と会うことはないと思います(笑)。

渡辺 怖いな!(笑) 仕事にはちゃんと来なさいよ(笑)。

鈴木 いや、そうなるくらい僕は怒ることがないんですよ。

松岡 僕がキレたら、相手のことを消します。目も合わさないし、その人がこの世に存在しないものとして生活するかなぁ。

――いなくなるか、消されるかってことですね......。

小野寺 どっちも怖いんだけど(笑)。

松岡 大丈夫だよ。そんな日は絶対来ないから!

橋爪 地方遠征の移動中にたくや(松岡)と話していたんですけど、「6人で毎日一緒にいるのに、ストレス全然ないよね」って。

松岡 むしろ、毎日楽しいよねって話をして。2年以上もずっと一緒にいるのにそう思えるって、本当に不思議だよね!

柳田 誰も無理してないもんね。ご飯も「行きたい人だけ行こう」って言っても、みんな集まりいいし(笑)。

――プライベートで集まることあるんですか?

松岡 ほぼ毎日一緒にいるので、プライベートというものが......。ボーリングはよく行きますね。地方遠征のときに、ライブ終わってご飯食べに行ってからボーリング行ったよね?

渡辺 行ったことあるな! みんなで電車乗って(笑)。

松岡 みんなでゲーセンも行ったことあるし、面白いチームだね(笑)。

 

――30代になってもボーリングやゲーセンで遊べる仲ってステキですね。

小野寺 くだらないことで笑えるメンバーです。ジャンケンで負けた人がジュース買おうぜ!とか、タクシー乗ったら誰が払うかジャンケンしようとか、それだけで盛り上がれる。僕らのスマホには、6人で爆笑している動画がめっちゃあります(笑)。

橋爪 ジャンケンはなぜかいつも、僕ばっかり負けます(笑) 。

小野寺 そうだね(笑)。この前、僕だけロケだったときがあったんです。朝からグループLINEに「へび巻いた!」って写真を送ったら、みんなその日はオフなのに「よくへびなんて巻けたね!」とかすぐ反応してくれて。その日の出来事をずっと送っていました(笑)。

渡辺 休日なのに、リアルタイムで会話して(笑)。もう家族だよな!

――今後、どんなグループを目指していきたいですか?

橋爪 日本中の皆さんから愛されるような国民的グループになりたいです!MATSURIという名前なので、日本を代表してお祭りを背負えるようになりたいなと思います。

小野寺 いつかは「歌謡グループといえばMATSURI」と言われるような存在を目指したいです。そのために、まずは「MATSURIといえば、お祭りでめっちゃ歌っているよね」と言ってもらえるように頑張ります!

――来年の目標は?

渡辺 今年のファーストツアーは4都市だったんですけど、ありがたいことに「私たちの地域にも来てほしい」という言葉をたくさんいただけて。もっといろんな場所で、もっと大きなステージで歌えるようにすることがファンの方々への一番の恩返しだと思うので、来年はもっと上を目指していきたいです。

小野寺 僕らは『紅白歌合戦』を目指して頑張っているので、いつか夢が叶ったとしてもずっと目標として置いておきたいです。毎年出られるくらいの国民的グループでありたい!という思いからですね。
 

――メジャーデビュー後はソロ活動も少しずつ増えていますが、来年挑戦してみたいことはありますか?

鈴木 僕は運動面を強化していきたいので、『SASUKE』などスポーツ系の番組に出られたらいいなと思っています。健康系やファッション系の雑誌にも出たいですね。

小野寺 今、世界遺産検定2級を持っているんですけど、1級の勉強もめっちゃしていて。ニュースを読みたい、情報を伝えたいという夢があるので、来年はリポーターのお仕事に挑戦できたらいいなと思っています。クイズ番組にも出てみたいです!

橋爪 僕はラジオだったりナレーションだったり、声のお仕事をやってみたいと思っていて。来年は、ひとつでも実現できるように頑張りたいです。

柳田 チャンスがあったら、本格ミュージカルにとか挑戦してみたいです。

渡辺 僕はいつかMATSURIの楽曲を作ってみたい。

松岡 作詞は、もちろん秋元先生ってことだよね?

渡辺 そういうことですね(笑)。MATSURIの音楽担当として、もっと音楽を追求していきたい思いがあるので、いつかは挑戦したいです。

松岡 できるといいね! 僕はやりたいことがたくさんあるんですけど、やっぱり一番は歌って踊ること。来年もMATSURIの活動をめちゃくちゃ一生懸命頑張ります!

――では、いつも応援してくれているファンの皆さんへメッセージをお願いします!

小野寺 今のMATSURIがあるのは、メジャーデビューを目指して頑張った署名活動と応援してくださるファンの皆さんのおかげだと思っています。僕らは初めてのオリジナル曲『今さらカッコつけてられねえ』を初披露するときに、お客さんが20人くらいしか集まらなくて......。SHOW-WAは見えないくらい先まで待機列が続いて、テレビカメラはSHOW-WAだけを撮っていて、「MATSURIさんの列0人です」ってアナウンスが流れて。トリプルコンボくらいダメージを受けたときに、初めて仕事中に涙が出たんですよ(笑)。

――2023年7月に「夢をあきらめるな!オーディション」から誕生した2つのグループ。SHOW-WAは早い段階から『ぽかぽか』にレギュラー出演していましたよね。

小野寺 正直、心が何度も折れそうになりました。でも、隣を見れば仲間がいて、その仲間たちを支えてくれるファンの皆さんがいたから前を向いて頑張れたんです。自分と仲間を救ってくれた存在なので、こんなに感謝してもしきれない人はいないなって。だから、これからは1日でも長くこの6人で活動を続けて、皆さんの人生を幸せにすると約束したいです。

松岡 僕にとってファンの皆さんは家族みたいな感覚があって、なくてはならない存在だなと思っていて。皆さんのひとつひとつの言葉が僕の背中を押してくれるから、前に進めています。これからも嘘偽りのない素直な言葉をたくさんお届けして、たくさん楽しませて幸せにしていきたいなって心から思っております!

柳田 今の自分が毎日楽しんで活動できているのはファンの皆さんのおかげなので、まずは感謝したいです。皆さんの期待に応えられるようにこれからもアップデートして、もっと楽しんでもらえる柳田優樹を、MATSURIを一緒に作っていきたいです!

橋爪 ほぼ毎日、夢に見るんですよ。メンバー6人で歌って踊って、目の前には応援してくれる方々がたくさんいて。夢の中でもMATSURIをやっているので正直、いつ休むんだ!ってツッコミを入れたいくらい、幸せな日々を送らせていただいているなと。ファンの方ひとりひとりに対して、本当に感謝しています。

鈴木 それぞれの生活があるなか、いつも応援に駆けつけてくださってありがとうございます。「夢をあきらめるな!オーディション」から始まっている僕たちだからこそ伝えられるものがあると思いますし、僕ら6人は負けて悔しい思いをしながら一歩ずつ進んでいて、今もまだ道の途中です。生きていると悔しさや嬉しさ、いろいろな感情が起こりますけど、どんなときでも寄り添い、ファンの皆さんと共感しながら歌を届けていきたいです!

渡辺 僕らのために時間を使って、いろんな場所に行ってライブやイベントに来てくれて、応援するエネルギーって本当にすごいなと感じることがたくさんあって。だからこそ、ライブに来てくれた皆さんに最高のパフォーマンスをお届けすることが一番大事だと思っています。ファンの皆さんも僕らにとっては家族なので、やっぱり幸せになってもらいたい。その思いを忘れず、いろいろなものを一緒に作っていけたら嬉しいです。いつもありがとうございます!

■MATSURI(まつり)
2023年開催の「夢をあきらめるな!オーディション」で3000人以上の中から選ばれた6名から構成された、秋元康プロデュースの昭和歌謡&平成ポップスグループ。情報番組『ぽかぽか』(フジテレビ系)にレギュラー出演中。2ndシングル『アガベの花』発売中!

柳田優樹(やなぎだ・ゆうき)
1985年12月20日生まれ 群馬県出身
公式X【@yuuki_matsuri】

渡辺真(わたなべ・まこと)
1986年5月20日生まれ 福島県出身
公式X【@makoto_matsuri】

松岡卓弥(まつおか・たくや)
1989年8月1日生まれ 兵庫県出身
公式X【@takuya_matsuri】

鈴木渉(すずき・わたる)
1991年11月26日生まれ 北海道出身
公式X【@wataru_matsuri】

橋爪健二(はしづめ・けんじ)
1992年12月2日生まれ 静岡県出身
公式X【@kenji_matsuri】

小野寺翼(おのでら・つばさ
1994年7月29日生まれ 三重県出身
公式X【@tsubasa_matsuri】

【写真】メンバーの天使ショット

取材・文/釣本知子 撮影/藤城貴則

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