
俳優松平健(72)が12日、東京・上野東照宮で「黒豆奉納式」に出席した。江戸時代に丹波篠山藩から幕府に献上されていたものを、一昨年に約160年ぶりに復活させて今年で3回目となる。
松平は初代家康、15代慶喜とともに上野東照宮にまつられている、8代将軍徳川吉宗を演じたテレビ朝日系「暴れん坊将軍」が代表作だ。黒豆親善大使として、徳川家19代当主徳川家広氏(60)、フジッコの福井正一社長(63)、小田垣商店の小田垣昇社長らと参列。三宝に乗せた黒豆を奉納した。
松平は自ら選出した上野高校文芸部の生徒が詠んだ「黒豆や 輝く希望 ひとつまみ」という、黒豆を季語にした新年俳句を披露。「希望というものは目に見えないものですが、黒前の輝き、光を見立ててつまめると。とっても未来に希望が持てますね」と話した。
今年は7月に大阪・関西万博で、6000人を前に「マツケンサンバ」を披露した。「『マツケンサンバ』が若い人に広まって、大変忙しい1年でした。忙しいわりに、健康で無事に1年を過ごせた」と笑顔を見せた。そして自身の今年の漢字「輝」を披露。「多くの方に光を届けられたかなと思う。多くの笑顔をいただいた」と振り返った。
奉納式に先立って行った黒豆の「鞘(さや)とり」について「今の若い人は枝豆から、大豆や黒豆がとれることを知らないからね」。吉宗公に対しては「ずっと『暴れん坊将軍』をやらせていただいているので、感謝しています。来年も舞台(26年1月明治座公演)でやらせていただきます」と話した。
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今年1年を振り返って「舞台をたくさんやらせていただいた」。今年9、10月の明治座公演「大逆転!戦国武将誉賑」ではものまねにも挑戦した。「コロッケさんとの共演が多かったので、いろいろと勉強させてもらいました」と笑った。
この日は黒豆を箸でつまんで移す「黒豆つかみゲーム」に挑戦。1分間で24個という結果に「手がかじかんでいたから」と苦笑い。参拝客に笑顔で黒豆を配った。
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