『ロボット・ドリームズ』『枯れ葉』の上映も「CineMalice シネマリス」オープニング上映作品が発表

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2025年12月12日 15:01  cinemacafe.net

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「CineMalice シネマリス」
神保町の新しい映画館「CineMalice シネマリス」が12月19日(金)に開館する。この度、ポスタービジュアル2種とオープニング上映作品が発表された。

映画館をイメージしたポスター2種はいずれもシネマリスを象徴するようなデザインとなっており、ポスタービジュアル(A)は階段をおりるワクワクする気持ちが表現されている。コンクリートとガラスによるモダンな建物の1階入り口を進むと、空が見える円筒型の吹き抜けとブリッジがあり、壁に沿ってらせん階段を降りると、秘密基地のような、隠れ家のような小さな映画館シネマリスに到る。

ポスタービジュアル(B)にはシネマリスの名前に潜む「リス」のマークが大きくあしらわれている。尻尾がCinemaの「C」になっており、リスマークと共に覚えてもらいたい思いが込められている。また、シネマリスの名前は「リス(栗鼠)」と「Malice」をかけておりMaliceはフランス語で茶目っ気・いたずらを意味する。

オープニング上映作品
ロードショーには、タン・チュイムイ監督『私は何度も私になる』、パトリシア・グスマン監督『最初の年』『チリの闘い』、田野隆太郎監督『ジュンについて』が上映される。

『私は何度も私になる』は、アジアの女性映画という視点で選ばれた作品。出産後の女優復帰作の撮影中に現実と映画が綯交ぜとなり葛藤する主人公。監督自身が主演を務め、主人公同様に10年ぶりの映画界復帰作となった。

田野隆太郎監督『ジュンについて』は、丁寧な本づくりで知られるひとり出版社、夏葉社・島田潤一郎を捉えたドキュメンタリー。島田と同様に「ひとり映画社」として撮影から配給までをこなす田野監督、二人の姿勢がシネマリスの理念「小さくても善いものを」に通じることから上映が決定された。

パトリシア・グスマン監督『最初の年』は今回が日本初公開となる。『チリの闘い』を始めパトリシア・グスマンの作品は岩波ホールでたびたび上映されてきた。シネマリス開業にあたり、岩波ホールを懐かしく想起する観客もいることから神保町の記憶の継承者として上映することが決定した。

サブスク上映作品
また本映画館では、サブスク制を導入。月額2,500円または年額22,000円の会費を支払うと、サブスク対象の作品(準新作・旧作)が年間50本ほど見放題となるシステムだ。12月19日(金)からは映画作家、ビクトル・エリセの初監督作『ミツバチのささやき』、約30年ぶりの長編新作『瞳をとじて』が上映される。

1月2日(金)からは、登場人物2人の出会いや別れを描いたアキ・カウリスマキ監督『枯れ葉』、パブロ・ベルヘル監督『ロボット・ドリームズ』が上映される。

シネマリス開館記念特集上映
開館記念特集上映では12月19日〜1月29日まで、支配人・稲田良子が熱愛するレスリー・チャンの出演作10作品が上映される。

『レスリー・チャン特集+1 〜春夏秋冬、張國榮 いつも心にレスリー・チャン〜』
【上映作品】

『男たちの挽歌 4Kリマスター版』
『男たちの挽歌 II』
『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』
『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2』
『さらば、わが愛/覇王別姫』
『楽園の瑕 終極版』
『大英雄』
『欲望の翼』
『ルージュ』
『ブエノスアイレス』
また特別上映として、レスリー・チャンの楽曲が印象的に使用された『鯨が消えた入り江』を上映。会期中には香港人フィギュア作家のEcho Toさん作成のレスリー・チャンフィギュアを展示紹介予定だ。

映画館名称:CineMalice(シネマリス)
開館日:2025 年 12 月 19 日(金)

シアター1
・座席数:67 席(予定)
・スクリーンサイズ:2.3m×5.5m(予定)
・デジタル映写:NEC NC603L
・音響:7.1ch / Meyer Sound ULTRA-X40(メインスピーカー)



シアター2
・座席数:64 席(予定)
・スクリーンサイズ:1.9m×4.5m(予定)
・デジタル映写:NEC NC603L
・音響:7.1ch / Electro-Voice TS940S(メインスピーカー)



所在地:東京都千代田区神田小川町三丁目 14 番 3 号 ilusa(イルサ)B1F



料金:

ロードショー 一般 2,000 円、25 歳以下 1,400 円、ほか各種割引あり。
サブスク上映 一般 1,500 円、25 歳以下 1,300 円、ほか各種割引あり。
旧作・特集上映 一般 1,600 円、25 歳以下 1,300 円、ほか各種割引あり。
※番組によって料金が異なる場合があります



サブスク制とは:
月額2,500円または年額22,000円の会費で、サブスク対象の作品(準新作・旧作)が年間50本ほど見放題となるシステム。
好きな映画は何度でも鑑賞可能で、オンライン予約もできる。また、サブスク対象外の作品は会員割引価格で鑑賞できるという。


(シネマカフェ編集部)

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