桂文枝「風呂場で倒れたら怖い」徹底した健康管理で落語家生活60年「若い頃より稽古して充実」

0

2025年12月12日 15:30  日刊スポーツ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

会見を行った桂文枝(撮影・寺本吏輝)

落語家の桂文枝(82)が12日、都内で「桂文枝新春特撰落語会2026」の取材会を行った。


1966年に入門し、今年12月で落語家生活60年目となった。82歳を迎えて「これからが勝負で、落語を忘れないようにしっかり稽古して臨みたい」と意気込んだ。


これまでの活動を振り返って「『ヤングタウン』という深夜番組に出て、『新婚さんいらっしゃい!』を51年やって、新しいメディアの中でやっていろいろできたと思います」と話した。しかし「やっぱり落語家として全うしたい」と強い覚悟を口にした。「最近は落語の仕事を中心にやらせてもらっています。テレビ、ラジオもやっていますが、重心を落語に置き始めた頃から物忘れが激しくなってきて。若い頃より稽古をしないとと、一番稽古して充実している時です」と今後の抱負を語った。


来年に控える同落語会へ向けて、「脳にたまっているゴミはないか調べる検査を受けてきました」と報告。まだ結果は出ていないと笑わせつつ、「言葉を忘れないように。万全の体制で落語に臨みたい」と話した。


脳の検査に加えて、年2回、1泊での検査など定期的に行って体調に気を使っているという。特筆すべき健康法は「ないです(笑い)」と話したが、「お酒とたばこはやらない。何かあったらすぐに病院に行っていて、知り合いのお医者さんは多い。病気になるのは一番怖いので。何かあって風呂場で倒れたりしたら怖い。とにかく健康には人一倍注意をしている」と元気の秘訣(ひけつ)を明かした。

    ニュース設定