
阪神タイガースOB会長の掛布雅之氏(70)の野球殿堂入りを祝う会が12日、大阪市北区の帝国ホテル大阪で行われた。大拓興産、明輝コーポレーションが協賛し、掛布氏と名勝負を繰り広げた元巨人江川卓氏(70=野球評論家)や中西清起氏(63=日刊スポーツ評論家)、阪神粟井球団社長ら約200人が出席した。
会の冒頭で現役時代を振り返る映像が流れたあと、掛布氏があいさつに立ち「仲間に恵まれ、リーグ優勝、日本一も達成できた、そういう年もありました。そのときに吉田監督が最後の監督インタビューで『優勝の要因てなんですか?』と(聞かれて)一番最初に「うちには日本一の4番バッターがいます。だから勝てた」と言ってくれたんですね。その言葉は今もぼくの宝物として胸の中に閉まってあります」と秘話を披露。33歳の若さで引退を決めたのは「あくまでも阪神の4番にこだわらないといけないだろう。4番の重責に堪えられる、それだけの野球ができないという判断をしたのが33歳でした」と明かした。
会の終盤では、江川氏とのトークショーも開催。掛布氏は「江川のピッチングにはうそがなかった。だから、いい勝負ができました」と終生のライバルをたたえた。
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