
阪神高橋遥人投手(30)が13日、先発ローテーションの1枠をつかみとる決意を明かした。13日、神戸市北区の中里グラウンドで行われた母校・亜大の野球部OBによる野球教室に参加。デュプランティエの退団でチームは主力投手が抜ける事態に直面も、高橋は「そこをしっかりつかみ取れるように」とモチベーションを高めた。
昨オフ、左腕に埋めていたプレートを除去し、今年7月に復帰して3勝1敗の成績を残した。ポストシーズンも、DeNAとのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第3戦に先発。8回1死まで強力打線を無安打無得点に封じる圧巻の投球で、チームを日本シリーズに導いた。同シリーズも第4戦を任された実力者だが、実績に甘んじる気持ちはなかった。
「枠が1つ空くことになるので、そこをみんなで争って。僕自身も競争していかなきゃいけない立場なので、そこをしっかりつかみ取れるように。頑張ります」と競争へ、覚悟を決めた。
年明けはSGLを練習拠点にするが、チームの及川や桐敷ら左腕が集う静岡での「岩崎塾」に参加予定。「今年はケガをしてないので、参加します」と強力ブルペン陣との自主トレでシーズンへの準備を進めていく。
長年苦しめられた故障禍から解放され「完全体」となって臨む来季。「まだまだ、上げていけるはず」と自分の可能性を信じ続ける。まず、自身初の開幕ローテーション入りから26年をスタートさせる。【堀まどか】
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