
【写真】『おちょやん』以来、杉咲と5年ぶりに共演する成田凌も登場
■“平凡な時間”を大切にしている作品
恋愛映画の名手と呼ばれる今泉監督が、監督&脚本を務める本作は、冬と春の間を行き来するように、迷って、悩んで“好き”が煮詰まっていく――間違いながらも真剣に生きる主人公・土田文菜をめぐる“普段着の恋”の物語。
主人公の文菜を演じる杉咲は、第1話を観た感想について「ポケットに忍ばせて、誰にも見えないところでそっと撫でていたいようなドラマになりました。手前味噌ですが、私は好きなドラマになりました。すごく個人的で、勝手な恋愛の話なのかもしれませんが、とても切実な悩みを贅沢に描いている。こんなドラマなかなか観られないと思います」としみじみ語る。
文菜の現在の恋人役・佐伯ゆきおを演じる成田。杉咲とは、連続テレビ小説『おちょやん』で夫婦役として共演しているが「数年前、1年間毎日一緒に撮影していたので、何でも言えるし、逆に言わなくても分かってもらえることがたくさんある」と2人ならではの関係値を築けていることを明かすと「でも今回は前回と全く違う役。何年かぶりに会って芝居をしたので、普通に照れていました」と振り返っていた。
杉咲も「妙な恥ずかしさがありました」と照れ笑いを浮かべると「朝ドラが終わったとき『次に共演するのは5年後ぐらいかな』って話していたんです。それが本当に5年後に共演できてうれしかったです」と笑顔を見せていた。
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恋愛映画の名手と言われている今泉監督がオリジナル脚本で挑むドラマ。杉咲演じる文菜は、劇中ほぼ出ずっぱりだ。杉咲は「劇的なこととは対照的にある平凡な時間を大切にしている作品。現場では、そのちょっとした瞬間を“決して逃さないぞ”という気概に溢れていて、今泉監督が0.1ミリ単位でいろいろなことにこだわっている。あまり見たことがない光景なのですが、そのこだわりによって深みが増している。すごく楽しい現場です」と杉咲は堪能しているようだった。
そんな文菜と対峙することが多い内堀は、劇中、杉咲にたくさん叩かれるシーンがある。内堀は「(杉咲は)ちゃんと痛く叩いてくれるんです。それがうれしい」と発言して会場を笑わせると「本気で来てくれるので、芝居が受けやすいんです。とてもありがたい」と感謝を述べる。杉咲は「本当に痛かったら言ってくださいね」とちゃめっ気たっぷりに返していた。
そんな内堀は、今泉監督たってのキャスティングだったという。事前に脚本を渡し、山田という役の感触を内堀に伺っていたという今泉監督は「内堀さんに山田という役をお願いできて、作品がとてもよくなった。自分で脚本を書いて、撮っているのに、第1話を観たときグッときました。もちろん内堀さんだけではなく、すべてのキャストが素晴らしい。このキャストで良かった」としみじみ。
この日参加予定だった、文菜とたまに飲みに行ったりする間柄の早瀬小太郎を演じる岡山天音は、体調不良のため欠席した。今泉監督は「とても残念でしたが、岡山さんもとても良かった。2話目以降も活躍するので楽しみにしてください」と会場に呼びかけると、杉咲も「天音くんの一挙手一投足が見逃せません。その場で起きたことを表現することで、とても楽しく撮影ができています。最高です」と称賛していた。
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さまざまな裏話が飛び出るなど大いに盛り上がった舞台挨拶。成田は「この作品を観て、何か肯定できるものに出会えたらいいなという思いで撮影をしています。楽しみにしてください」と期待を煽ると、杉咲も「人には理解してもらえないような私的な葛藤や苦しみ、世の中には浸透していないような悩み、優しすぎるがゆえに感じるささくれのような傷み、そして小さな喜びが描かれています。テレビの向こうのいる人の何かに寄り添えたらいいなと思っています」と作品に込めたメッセージを伝えていた。
新水曜ドラマ『冬のなんかさ、春のなんかね』は、1月14日22時から放送開始。

