ジョホール・モータースポーツ・レーシングの99号車シボレー・コルベットZ06 GT3.R 2026年IGTC開幕戦バサースト12時間 ジョホール・モータースポーツ・レーシング(JMR)は、アメリカで行われる最終戦インディアナポリス8時間レースへの復帰を決定し、GMファクトリードライバーを擁するプロクラスのマシンを含む2台の『シボレー・コルベットZ06 GT3.R』を、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの主要イベントに投入する計画を認めた。
このプログラムは、これまでのGTワールドチャレンジ・アジア(GTWCアジア)やAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズでの活動を経て、SROモータースポーツ・グループが世界各地で展開するGT3シリーズにふたたび注力する取り組みの一環として行われる。
■ニュル24時間は欠場も、鈴鹿1000kmに戻ってくる
AsLMSの2025/2026年シーズンを戦い終えたばかりのJMRは、今週末オーストラリアで開催されるIGTC開幕戦『マグアイアーズ・バサースト12時間』においてアール・バンバー、アレクサンダー・シムズ、ニッキー・キャツバーグのプロエントリーを擁し、コルベットをマウント・パノラマデビューさせる。
これは、昨年9月の鈴鹿1000kmで表彰台を獲得して以来、同チームにとって初のIGTCエントリーだ。チームマネージャーのアンドリュー・“シモ”・シンプソンによると、JMRは2026年も日本ラウンドにも参戦する予定だという。
「私たちの計画は、ここにあるすべてをオランダにあるヨーロッパの拠点に送ることだ。スパからわずか1時間という、非常に良い場所にある」とシンプソンはSportscar365に語った。
「スパ24時間の前に何度かテストを行う予定だ。中東でAsLMSを戦ったマシンもそこに向かう。つまり、すべてを1箇所に集めることになる」
シンプソンは、JMRが昨年のスパ24時間レースでブロンズカップ・クラスの1台に集中したものの、当初は2台体制で参戦する計画があったと述べた。しかし、コルベットの全ファクトリードライバーが参加するグレン6時間(IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権)との日程重複により、GMはベルギーの耐久クラシックにワークスドライバーを貸し出すことができなくなった。
2026年のスパ24時間については、「現時点では2台かもしれないし、1台かもしれない。様子を見てみるが、おそらく1台になると思う」とシンプソン。
しかしJMRは、IGTCのシーズンラスト2戦となる鈴鹿1000kmとインディアナポリス8時間ではフル体制に戻り、プロクラスとプロ・アマクラスにそれぞれ1台ずつ投入する予定だ。これは、当時トリプルエイト・レースエンジニアリングによって運営されていたチームが、2024年のレースにジョーダン・ラブ、ジェフリー・イブラヒム王子、アルジュン・マイニを擁してメルセデスAMG GT3エボを走らせて以来、ブリックヤード(インディアナポリス)での2度目の参戦を果たすことを意味する。
彼らが今年欠場する唯一のIGTCラウンドは、第2戦ニュルブルクリンク24時間レースだ。プラット・ミラー製のマシンがこのレースに出場するためには、GT3カーに求められるADAC(ドイツ自動車連盟)特有の改造が必要となるが、当該ホモロゲーションを取得していない。
■ル・マン24時間のエントリーを申請
シンプソンは、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパのエンデュランス・カップへのフル参戦も、当初検討していたことを明かした。
「やりたかったが、まだその準備が完全に整っているとは思えない。IGTCに集中することが良いステップになると考えている。2027年はGTWCヨーロッパに挑戦するかもしれない」
「マレーシアのチームとして、そしてスタッフが海外へ進出するために、昨年は断片的なプログラムを行ってきたが、今はヨーロッパでの活動とIGTCの両方に本当に集中したいと思っている」
現在、そして将来の焦点を主にヨーロッパに置くため、チームは2025年の総合3位、プロ・アマカップでのジェフリー・イブラヒム王子の2位という成績を残した後、今年のGTWCアジアには復帰しない。
JMRはまた、先のAsLMSシーズン中にシャシーにダメージを負う2件のアクシデントを経て、数台のコルベットを入れ替えている。ドバイ・オートドロームでのダブルヘッダーに向けて1台の新車が投入された。今週末のプロ・アマクラスに出場するジェフリー王子、アブ・バーカー・イブラヒム王子、ジョーダン・ラブ、ベン・グリーンの99号車コルベットも新しいシャシーだ。
シンプソンは、合計4台のレース対応シャシーを自由に使えるようにすることが目標であると説明した。
彼はまた、チームが今年のル・マン24時間レースに向け、LMGT3クラスへのコルベット1台のエントリー申請を行ったことを認めた。彼は次のように語っている。
「ル・マンに出場できるよう努力を続けている。まだ予断を許さない状況だ。どうなるか見てみよう」
現在、フランスの耐久クラシックには計4台のコルベットの参戦が確定している。これにはTFスポーツによるWEC世界耐久選手権へのフル参戦車両2台と、2025年ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのLMGT3タイトル獲得による自動招待枠でのTFの3台目、そしてIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のボブ・アキン賞受賞によるオリー・フィダーニへの招待枠から、13オートスポーツによって運営される1台が含まれる。
[オートスポーツweb 2026年02月14日]