ママスタ小学校高学年になると、「自己管理」や「自己責任」という言葉が、少しずつ現実味を帯びてきます。とはいえ宿題や提出物、登校時間の声かけなど、親がすべてに手を掛ける時期は終わりつつあるものの、まだ完全に子ども任せにするには早い年頃なのかもしれません。今回の投稿は、小6の娘さんを通して見えてきた、ある親子へのモヤモヤです。
『毎日宿題や提出物を忘れ、ドリルもほとんどやらない。付箋だらけで注意され、居残りと言われても無視して帰る。朝の待ち合わせは遅れるし、週の半分は遅刻……。それが3年生の頃からずっと続いて、今は6年生。学校からも連絡があり、面談でも言われているのに、なぜ親も子も変わらないのか不思議でならない』
投稿者さん自身も、朝の待ち合わせでその子に娘さんが何度も待たされ、強いストレスを感じた経験があるようです。やんわりと伝え、最終的には待ち合わせ自体をやめたそう。「関係ないし余計なお世話」とわかっていながらも、なぜ改善しないのかという疑問が拭えず、吐き出した気持ちでした。
子どもが言うことを聞かない場合もある
寄せられた意見のなかには、「親が何もしていないとは限らない」という声がありました。その子のママも悩んでいるのかもしれません。
『うちの子が小学生のときに、そういう同級生がいたよ。親も先生も言っているけれど、子どもが聞かないみたい』
『小6にもなれば宿題は自己責任だし、もう本人が怒られて気づくしかない』
『宿題をしなくても遅刻をしても、本人が困らないからそのままなのだと思う』
実際、同じような子がクラスにいたという体験談も複数寄せられました。親が声掛けをしても、行動につながらないケースは珍しくないようです。注意され続けても状況が変わらない背景には、「本人が問題だと感じていない」という現実があるのかもしれません。また親が仕事で先に家を出てしまうため、子どもが毎日遅刻してしまう場合も。逐一、時間を伝える親がいないと、つい気が緩んでしまうタイプの子もいるのでしょう。
親自身も似た経験をしてきたのかもしれない
娘さんの友だちの親の価値観が、投稿者さんとは違う場合もあります。
『親も子ども時代はそんな感じだったのでは。それでも親になれたんだから、怒られることも先生に何か言われることも、何とも思っていないのでしょう』
『私がそんな子だった。そして次女もそんな子』
『叱らない子育てをしているのかも』
『怒られても気にしない性格だったから、深刻に考えていない』
なかには、親自身が宿題も遅刻も気にせず育ち、大人になって仕事で成功しているというケースを挙げる人もいました。その成功体験から、学歴や学校生活を重視せず、「今は困っていないから問題ない」と判断している可能性もあります。周囲から見れば気になる行動でも、家庭内では重要視されていないのかもしれません。
それぞれの家庭には見えない事情がある
一方で、投稿者さんの視点そのものに注意を促す意見もありました。
『各ご家庭、他人に見えないことばかりだから気にしないことだよ。あなたを納得させる理由なんて誰も聞かせてくれはしないのだから』
『先生が言っているからといって、子ども同士で責めるのは危険。気にしすぎると、知らないうちに加害側になることもある』
目立つ行動はどうしても話題になりやすく、子どもから親へ伝わります。しかし、それがすべてではありません。家庭ごとの事情や子どもの特性は、外からは見えない部分が大きいものではないでしょうか。「なぜ?」と思う気持ち自体は自然でも、踏み込みすぎるとトラブルを生む可能性があります。投稿者さんもおわかりだと思いますが、「うちの子はやっているのに、なぜあの子はできないの?」と考えても、何も前には進みません。宿題や課題をやっていなくても、塾などで勉強を進めている場合もあるかもしれませんよ。子どもそれぞれで、花咲く時期は違うのです。
少し距離を取って正解
高学年でも子どもはまだ成長途中です。同時に、親も完璧ではなく、価値観や育て方は家庭ごとに異なるのではないでしょうか。大切なのは、わが子と自分の家庭を守る距離感を保つこと。投稿者さんが、その子の遅刻問題から娘さんを離したことは、最善解だったのではないでしょうか。それ以上は踏み込まず、モヤモヤしたときは、「違う家庭もある」と一歩引いて考えることが、心をすり減らさないコツなのかもしれません。
文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・松本うち
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