財務省=東京都千代田区 開発研究投資や賃上げなどを行った企業の法人税負担を軽減する「租税特別措置(租特)」のうち、法人税額から一定額を差し引く税額控除による2024年度の減税額が2兆164億円に上ったことが17日、分かった。前年度(1兆7338億円)比約16%増で、規模は過去最大。高市政権は政策効果の低い租特を見直し、消費税減税の代替財源にしたい考えだ。
財務省が毎年行っている租特の実態調査で明らかになった。調査結果は18日招集の特別国会に提出される見通しだ。
24年度の税額控除は17種類で、適用件数は35.8万件(前年度は31.4万件)。このうち、研究開発に取り組む企業の税を優遇する「研究開発税制」の減税額は1兆69億円と、初の1兆円台に上った。従業員の賃金を上げた企業向けの「賃上げ促進税制」は9560億円だった。