
<WBC強化試合:阪神4−5日本>◇3日◇京セラドーム大阪
豪快な一振りでチームに流れを呼び込んだ。侍ジャパン鈴木誠也外野手(31)が阪神との強化試合(京セラドーム大阪)に「3番中堅」で出場。初回2死、伊藤将の直球を左翼5階席へ運ぶ特大のソロ本塁打を放った。ダイヤモンドを回る際には北山亘基投手(26)考案の“お茶たてポーズ”を初お披露目。守備でも中堅と右翼の2ポジションを無難にこなし、WBC本番に向け万全ぶりを示した。チームは6日に台湾との1次ラウンド初戦(東京ドーム)を迎える。
◇ ◇ ◇
鈴木がダイヤモンドをかきまぜた。初回2死走者なし、阪神伊藤将の141キロ直球を迷わず強振。打球は大きな弧を描いて左翼5階席まで届いた。速度178・3キロ、飛距離130・8メートルの特大弾に「あそこまで飛んでいるとは思わなかった。皆さんが喜んでくれたので良かったです」。日本のファンの前で、昨季メジャーで32本塁打をマークした持ち前のパワーをいかんなく発揮した。
チーム内で流行するかもしれない? 新パフォーマンスも繰り出した。三塁ベースを回ったところで右手をぐるぐるとかきまぜる“お茶たてパフォーマンス”を披露。北山が大谷のむちゃ振りを受けながら考案したポーズで、「お茶を点(た)てる」と「点を取る」をかけて、ダイヤモンドをかきまぜるという意味が込められている。鈴木は「北山さんのためにやらないといけないなと思った。いい結果が出て良かったです」と笑みを浮かべた。
|
|
|
|
今大会における役割は多岐にわたる。打撃面は、この日の試合で“1発回答”。プレー以外でも大谷と同学年ということもあり、大谷とNPB組との橋渡し役にも期待がかかる。「最初は大谷様に緊張して、なかなか話せてなかったので『同じ人間なんだよ』っていうのを後輩の皆に伝えた。すごくチームがいい雰囲気になったと思うので、いい大会になると思います」とちゃめっ気たっぷりに語った。
万全の調整を終えてWBC本番へと向かう。所属するカブスでは昨季、主にDHで出場。だが、侍ジャパンでは大谷のDH起用が濃厚であるため守備に就く必要がある。この日も前日に続いて中堅、右翼の2ポジションを守った。強化試合での起用法を見る限り、本戦では中堅のスタメンが予想されるが「昨日、今日で(守備に就く)イニングを伸ばせて疲労感も大丈夫なので、あとはしっかりやるだけかな」。打線では中軸を担う。攻守で“中”心となることは間違いない。【水谷京裕】
▽日本井端監督(鈴木について)「初回2死ランナーなしからのホームランは非常に大きいなと思いました。その後も鈴木選手らしい打撃が続いていたので、本番に向けてすごく期待は感じます」
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2026 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。