画像提供:マイナビニュース「帽子をかぶり続けるとハゲるって本当?」「仕事で毎日ヘルメットをかぶっているけど大丈夫?」――そんな不安や疑問を持ったことはありませんか?
そこで今回、「帽子をかぶると薄毛になる」という噂について、22歳から69歳までのマイナビニュース会員413名にアンケートを実施しました。結果は、信じている方が47%、信じていない方が53%と、ほぼ半々に割れる形になりました。
回答者の声を見ると、「蒸れて頭皮環境が悪くなるのは当然だ」と関係を疑わない方がいる一方、「野球選手が全員ハゲているわけではない」と否定的な意見も見られました。
では実際のところ、どうなのか。AGA治療を専門とする金仁星先生に聞いたところ、「帽子をかぶるとハゲる」という話は「基本的に誤り」とのことでした。ただし、かぶり方や状況によっては注意が必要なケースもあるといいます。
「帽子をかぶるとハゲる」は医学的根拠に乏しい
金先生によると、「帽子をかぶるとハゲる」という話は、医学的には根拠に乏しいとのことです。現時点では、帽子の着用と薄毛の直接的な因果関係を示す質の高いエビデンスは存在しないといいます。
では、なぜそのような噂が広まったのでしょうか。長時間帽子をかぶり続けると頭皮が蒸れ、細菌や真菌が繁殖しやすい環境になることは確かです。その結果、脂漏性皮膚炎などの頭皮トラブルが起き、脱毛につながる可能性はゼロではないと先生は話します。
「帽子=薄毛」という思い込みは捨てて大丈夫
金先生は、通気性の良い素材で適切なサイズの帽子であれば、蒸れや血流への影響は最小限だと話されています。
むしろ紫外線から頭皮を保護するという点では、帽子着用にはメリットもあるそうです。頭皮の日焼けは炎症を引き起こし、毛髪環境を悪化させる可能性があるため、紫外線対策として帽子を活用するのは、むしろ賢い選択だといえるでしょう。
「帽子=薄毛」という思い込みは捨てて大丈夫。正しく着用すれば、頭皮を守る心強い味方になってくれます。
○金 仁星(きむ いんそん)
大阪大学医学部卒業後、地元の病院で臨床研修修了。その後、AGAや美容などの多数のクリニックでの勤務。会社を設立し、クリニック向けのコンサルティングや医療記事の執筆・監修を行っている。
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