仙台地裁=仙台市青葉区 宮城県岩沼市の海岸で昨年4月、保育士の行仕由佳さん=当時(35)=の遺体が見つかった事件で、殺人や死体遺棄などの罪に問われた交際相手の無職佐藤蓮真被告(22)の裁判員裁判の判決が17日、仙台地裁であった。榊原敬裁判長は「身勝手極まる」と非難し、懲役21年(求刑懲役25年)を言い渡した。
榊原裁判長は、被告が「行仕さんから多額の借金をしていた」と指摘。その上で、昨年3月ごろ、行仕さんの妊娠が発覚し、一緒に子どもを育てることを希望されて疎ましく感じるようになり、「殺害を計画した」と述べた。
さらに、行仕さんの胸部に心臓に達するほどの深い刺し傷があったことなどを考慮。強固な殺意があったと認定した。
判決によると、被告は昨年4月12日、岩沼市の海岸に行仕さんを誘い出し、右前胸部などを複数回刺して殺害し、砂浜に設置された消波ブロックの隙間に遺体を遺棄。その後財布などが入ったショルダーバッグを盗んだ。