
おととい行われた自民党の党大会で、現役の陸上自衛官が国歌を斉唱したことについて、野党からは「政治的中立を損ねる」と問題視する声が相次いでいて、防衛省が釈明に追われています。
【写真を見る】自民党大会で自衛官が国歌斉唱「政治的行為にあたるのでは」野党が追及 自民幹部らは“問題ない”との認識も…党内から「説明は無理がある」との声
おととい、都内で行われた自民党の党大会。ここで国歌を披露したのは。
司会
「陸上自衛隊中央音楽隊に所属し、陸上自衛隊が誇るソプラノ歌手として広く親しまれておられます」
ステージに上がったのは、陸上自衛隊・音楽隊の制服を着た現役の自衛官でした。
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自衛隊法では投票などの選挙権の行使をのぞく自衛隊員の政治的行為が認められておらず、野党側は「政治的中立を損ねている」として問題視しています。
立憲民主党 田島麻衣子 参院議員
「陸上自衛隊所属の自衛官の方の国歌斉唱、これは自衛官の政治的行為を制限する自衛隊法第61条、これに抵触するのではないでしょうか」
小泉進次郎 防衛大臣
「国歌を歌唱することが政治的行為にあたるものでもなく、今回の件は自衛隊法違反に当たらないと認識をしております」
小泉防衛大臣は「国歌斉唱は政治的行為でない」と繰り返し否定。
野党側は、そもそも制服を着た自衛官が特定の政党の式典に出席したことを「政治的行為」と指摘しています。
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国民民主党 玉木雄一郎 代表
「制服を着て官職を明らかにして出ていくということは、その当該政党の党勢拡大に協力すると見なされてもおかしくないですよ」
一方、自民党の幹部は口をそろえて…
自民党 鈴木俊一 幹事長
「特に問題がないと」
自民党 萩生田光一 幹事長代行
「自衛隊法に抵触するものではない」
自民党 有村治子 総務会長
「服務規程には抵触をしないと」
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自民党は党大会への自衛官の出席について、▼党からの案ではなく、イベントを企画する会社から『職務ではなく私人として依頼した』としていて、▼防衛省からも「問題ない」と確認を得ていたと説明しています。
この説明について…
自民・防衛大臣経験者
「制服を着て自衛官として紹介されている時点で、私人として参加しているという説明は無理がある」
また、今回、自衛官が党大会に参加することについて小泉大臣は、「事前に報告がなかった」と説明しています。
党内外から指摘が相次いでいて、政治的中立の観点からより丁寧な説明が求められます。
