画像提供:マイナビニュース動画配信サービス・ABEMAで2026年4月から放送されている『恋愛病院』が話題ですね。この番組は、仕事に没頭しすぎるあまり恋を忘れた男女10名が2泊3日の共同生活を通じて本気の恋と自己再生を目指すもの。番組内では恋愛における男女間の「ズレ」や「バグ」がリアルに可視化されており、なんとも言えない「ムズムズ感」を覚えた視聴者も多いはずです。
連日SNSやネットニュースでは、出演者が恋に奮闘する様子を分析・応援する投稿や記事で盛り上がっていますが、中には「あなたがなぜ恋愛指南を?」と疑問に思うものも。今回は番組視聴を通して感じた「恋愛リアリティ番組に上から目線で物申す人」について解説します。
理詰めで泣かれる男・しんじ
この番組で最も注目を集めている参加者のひとり「しんじ」こと、石丸伸二さんは、2年前の東京都知事選に無所属で立候補し、「石丸フィーバー」を起こした人物。ABEMAの公式X(旧Twitter)に投稿された各出演者のプロフィールで石丸さんは、恋愛における自分の強みは「ロジック」、過去の恋愛失敗談は「理詰めで泣かれる」と赤裸々に公表していました。
2回目の放送で、石丸さんは現役東大生・神谷明采さんとさっそくカヤックデートに挑みます。
海上では、「自身のスペックが高すぎるが故に自分以上の男性に出会えたことがない」と、明采さんが悩みを明かしました。一方、「理詰めで泣かす」と宣言していた石丸さんですが、お説教おじさんになることもなく、終始聞き役に徹していた印象です。
デートのお相手・明采さんも
「本当にただ会話を楽しむことができた。印象がガラッと変わりました」
と、インタビューに答えていました。
なぜか「しんじじゃない側」目線なおじさんが最も重症
さて、今回のテーマ「恋愛リアリティ番組に上から目線で物申す人」ですが、それはまさに自信満々なそこのあなたです。
YouTubeなどでは、「恋愛病院鑑賞会」なるものが立ち上げられ、しんじのややウブすぎる言動をおじさんたちが手を叩いて笑い、「苦手な分野(恋リア)で頑張ってるから応援してる」とふんぞり返っている様子まで配信されているのですが、これはこれで見ていてしんどいものがあります。
「モテないからだ」「恋愛経験が少ないからだ」と、あたかも自分はモテる側、じゅうぶんに経験している側かのように振舞い、ウブな男性を笑うおじさんは少なくありませんが、そもそもおじさんのいう「モテてた」なんてだいたいが勘違いであてになりません。恋愛で身を亡ぼすほどの失態をおかすタイプにもこういう人が多かったりします。
40代で小金を持ち、ちょっとした富と権力のおかげでたまたま数回あんなことやこんなことができてしまうと、女性の「忖度」をモテや恋愛経験にカウントしたまま50代に突入しますよね。
こうして勘違いおじさんが量産されているわけですが、過度な自信をつけたおじさんによる積極的な「アタック」は、おじさん本人の人生やキャリアをも脅かす「障り」になりかねません。なぜかモテる側、じゅうぶんに経験している側として番組を楽しんでいるそこのあなたこそ注意が必要です。おだいじに。
入院が必要なのはあなたかもしれません
今回は、「恋愛リアリティ番組に上から目線で物申す人」について解説しました。
多くの場合、学びは「失敗」からしか得られないのがもどかしいところで、これは恋愛においても同じことです。その「学び」だって、「恋愛中の自分ってめっちゃキモイな」程度のことでしかなく、他者のことを正確に理解することなんてきっと不可能なんじゃないでしょうか。
それでも、わかった気になって変な自信ばかり身につけてしまうよりずっとマシな気がします。みなさんは「恋愛病院」をどんな視点で視聴しましたか?
みずえちゃん みずえちゃん 1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務しながら、大阪北新地でキャバ嬢デビュー。現在は銀座のクラブに勤めるかたわら、フリーランスのライターとして活動している。 この著者の記事一覧はこちら(みずえちゃん)