
俺は子どもたちが送ってくれたメッセージを、サエに見せた。「連絡が来るたびに、子どもたちと面会をするたびに、俺はなんてことを言ってしまったんだろうって後悔していたんだよ……」俺は真剣なまなざしを向け、サエに訴えた。

子どもたちには父親が必要だ。だから俺たちは別れるべきじゃなかった。だからどうか、やり直してほしい……。俺はそうサエに訴えた。「子どもたちのため」を持ち出せば、サエも思い直すはず。この作戦は姉と一緒に考えたものだった。


俺はまったく分かっていなかった。サエがいないと生活が成り立たない。やっぱり離婚なんてするべきじゃなかった。子どもたちのためにも、俺は父親でありつづけなければいけなかったのだ……。
だからサエに頭を下げて、復縁をお願いすることにした。サエはものすごく悩んでいた。そりゃ悩むだろう。こんな短期間に離婚やら復縁やら言われたら混乱するに違いない。でも大丈夫だ。今度こそ俺が支えてみせる。一緒に暮らして、皆で幸せになろう!
離婚は俺が言い出したことだし、サエはそもそも別れるなんて考えてもいなかったはずだ。そう思って、自信満々にお願いしてみたのだけれど……。サエは何やら考え込んでいるようだった。
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