松岡茉優、7年ぶり共演の成田凌と再会男女役 髪形も7年前「サザエさん」と同じ奇遇に喜び

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2026年06月03日 06:00  日刊スポーツ

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映画「男ともだち」で7年ぶりに共演し、劇中でも7年ぶりに再会を果たす男女のともだちを演じる松岡茉優と成田凌(C)2026『男ともだち』製作委員会

松岡茉優(31)が映画「男ともだち」(三島有紀子監督、11月6日公開)で、成田凌(32)と7年ぶりに共演することが2日、分かった。劇中でも、7年ぶりに再会を果たす男女のともだちを演じる。その上、最後に共演した19年のフジテレビ系ドラマ「磯野家の人々〜20年後のサザエさん〜」で、松岡がワカメ、成田がタラオを演じた時と同じ髪形で、成田が「タラちゃんとワカメちゃんに戻った」と言えば、松岡も「戻った」と“奇遇”を喜んだ。


「男ともだち」は直木賞作家・千早茜氏の著作初の映画化作品。松岡は、描きたいものを見失った京都在住29歳のイラストレーター神名、成田は出会った頃から神名を深く理解し、7年ぶりに再会する大学時代の先輩ハセオを演じる。


松岡は三島有紀子監督(57)と初タッグだが、自身の配信インタビュー番組「松岡茉優のTシャツ&Gパン」で「15年ほど前、初めてお会いしました」と縁があった。「高校生だった私は『恋と愛の違いはなんですか?』と質問して、監督はほほ笑みながらも『難しいですね』と、真剣に考えてくれました。その結実を迎えられたようでとても幸福に思います」と語った。


成田は18年「ビブリア古書堂の事件手帖」以来の同監督とのタッグとなる。「毎日、1日のはじめに監督と1対1で話し合いました。毎シーン撮り終えるたび、安堵(あんど)のような、過ぎていく時間を惜しむような表情をされている監督の姿がとても印象的で、いつも現場に監督の愛が注がれているのを感じていました」と振り返った。


松岡、成田、三島監督、千早氏のコメント全文は、以下の通り。


松岡茉優 三島有紀子監督とのご縁は15年ほど前、私が担当していたインタビュー番組にて初めてお会いしました。高校生だった私は「恋と愛の違いはなんですか?」と質問して、監督は微笑みながらも「難しいですね」と、真剣に考えてくれました。


今作にて、その結実を迎えられたようでとても幸福に思います。


神名を演じさせていただいた中で、監督が私と神名を深く信頼してくださっていたこと。日々、眼差しやカット割りから受け取って、温かく感じていました。俳優にとって、監督から信頼されること以上の幸せはあるだろうか、とも考えました。期待は、振りかぶって投げすぎたりするけれど、監督の寄せてくれた信頼は柔らかく、激しく、心地よい温もりでした。


この作品を観てくれた方が、大切なものをこれからも大切にできますように。そう祈った作品です。


成田凌 数年前に三島監督からいただいた言葉と共に、今日まで数々の現場に立たせていただきました。今回改めてご一緒できたこと、とても嬉しく思うと同時に、ハセオという役を通して少しでも感謝をお返しできたらという思いで撮影に臨みました。


毎日、一日のはじめに監督と一対一で話し合いました。


毎シーン撮り終えるたび、安堵のような、過ぎていく時間を惜しむような表情をされている監督の姿がとても印象的で、いつも現場に監督の愛が注がれているのを感じていました。


シーンには不釣り合いな虹がかかったり、なぜか昼間に夕日が出たり、面白いタイミングで雨や雪が降ったりと、映画の神様が遊んでくれているような不思議な日々でした。


映画好きのハセオの部屋には、各部署のスタッフが持ち寄った映画のビデオやDVDが大量に飾ってあります。


監督をはじめ、全スタッフの映画愛が届けば幸いです。


三島有紀子監督 男ともだちがいた。


彼は優しくなかった。酒に溺れ、嘘をつき、女にだらしなく、時々、自分自身すら見失っていた。


それでも、わたしが世界からはぐれ落ちそうな夜になると、決まって「飯でも食いにいこう」と言って夜明けまで隣を歩いた。


まるで、それだけで人間は死なずに済むと知っている天使みたいに。


今はもう、この世界にいない。


千早茜さんの豊かな小説、『男ともだち』に出会った時、


人間は、醜く、欠けていて、どうしようもない孤独を知ってるから


隣にいたがるのだと思った。


松岡茉優さん、成田凌さんと、みんなで、京都、福井、そして広島の水辺を漂いながら、壊れたことのある人間たちを見つめ続けた。


恋人ではない。


友情でもない。


もっと名前のつかない、湿った感情についての映画だ。


そして、自分の人生を新しく描こうともがく業の映画だ。


たぶん、それこそが、人が生き延びる理由なのだと思う。


松岡さんと成田さんが歩く姿を早く観てもらいたい。


千早茜氏 映画化の話をいただき、まっさきに考えたのは、この作品を大切に思ってくれている読者のみなさんのことでした。


私自身、とても好きな小説が映像化すると知ったとき、複雑な気持ちになった経験があります。


特に、今回は私の著作初の映画化なので、まずは私の言葉でお伝えしたいと思いました。


この文章を書いている現在、私はまだ完成した映画を観てはいません。とはいえ、脚本は何度も確認させてもらい、撮影現場にも招いていただきました。映画の世界を作る現場の方々や監督のこだわりには感動しました。そして、まだお知らせはできませんが、私の敬愛する表現者の方もかかわってくれています。


文字だけだった私の物語が、たくさんの人たちの手で知らなかったかたちになっていくことを、私自身はポジティブに捉えています。でも、読者のみなさん全員がそうであって欲しいとは言いません。自由に受け止めて欲しいと思います。


ただ、ひとつだけお伝えしたいことがあります。


映像化したからといって、あなたの中の神名やハセオが変わることはありません。あなたの中の神名やハセオは、あなただけのものです。私の中の彼らも変わりません。


その上で、私は新しい神名とハセオに会えることを楽しみにしています。


◆「男ともだち」 神名(松岡茉優)は、数年前に絵本で賞を獲り脚光を浴びるも、最近は無茶なクライアントワークに神経をすり減らし、惰性と不毛な恋愛に逃げる日々を送っていた。出会った頃からなぜか深く理解をしてくれる“男ともだち”ハセオ(成田凌)からの思いがけない電話をきっかけに、7年ぶりに再会し、甘く、苦く、ひりひりとした2人の時間が動き出す。愛していないはず、だけど失いたくない…あの頃も今も変わらない温度で接してくれるハセオと過ごす“3つの夜”が、神名の人生を大きく変えていく。

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