レガレイラ(撮影:下野雄規) 開催は夏競馬モード。北海道シリーズが加わり今週は「東京・阪神・函館」の3場へ。
そして今週はGI宝塚記念(阪神・芝2200m)が開催される。
メンバーは前半戦の活躍馬が揃って豪華に。1頭強い馬はいるが、時には波乱もあるレースで楽しみもありそうだ。過去10年データを使ってレース傾向や馬券のヒントを探っていこう(24年だけは京都開催)。
1.特注は7番人気馬?
まずはいつものように、人気上位馬の過去の成績チェックから。
過去10年、1番人気馬はわずか2勝しかしていない。クロノジェネシス(21年)とイクイノックス(23年)だけだ。ともにルメール騎手鞍上馬だ。成績は[2-3-0-5]である。
一方、過去には、15年ゴールドシップ(15着)、17年キタサンブラック(9着)など、単勝オッズ1倍台の超人気馬が大敗してきた歴史もある。ほかにも、18年サトノダイヤモンド6着、20年サートゥルナーリア4着、22年エフフォーリア6着、24年もドウデュース6着など、1番人気馬が敗退することもある。強い馬でも取りこぼすことはあるレースなのだ。
ちなみに2番人気馬は過去10年で2勝、成績は[2-0-3-5]。3番人気馬は3勝していて[3-0-0-7]。上位3番人気までの馬が7勝している。
上位人気3頭以外の3勝分は、7番人気馬が2勝、8番人気馬が1勝。9番人気以降の勝利は05年スイープトウショウ(11番人気)以降起きていない。特注はやはり7番人気馬。成績が[2-2-0-6]で上位勢にも負けていない成績を残している。
一方、9番人気以降で、馬券圏内になっている馬は過去10年で5頭。勝利こそないが、10番人気馬が3回・12番人気馬が2回馬券圏内になっている。馬券相手にこのゾーンの馬を絡めていくのは面白いかも…。
2.好調枠と不調枠がある?
宝塚記念といえば、8枠になぜか勝利が多い印象がある。
特に13〜20年の8年間では、8枠の馬が7勝。21〜23年は8枠勢が馬券に絡んでいなかったが、24年(京都開催)は再び8枠ブローザホーンが勝利。結果、過去10年で8枠が5勝という成績になっている。
とはいえ過去10年、8枠で馬券圏内になっている6頭は「すべて8番人気以内」。つまりある程度人気上位ならば8枠でも問題ないという感じである。今年はメイショウタバル、レガレイラが入ってかなり期待値上昇という感じだ。
逆に過去10年で不調の枠もある。それが4枠。過去10年で3着が2回あるだけで連対した馬がいない。ちょっと狙いづらい感はあるが、果たして今年はどうなる。
3.上がり最速の馬券圏内率100パーセント?
次に脚質の傾向。
昨年までのデータからは「宝塚記念は過去10年、逃げ馬の勝利はないが、2着2回、3着1回という成績を残している。ここのところ逃げ馬の成績が悪いGIが多かったが、宝塚記念はわりと逃げ馬も残れる可能性はある」と述べていた。その昨年は、その通りにメイショウタバルが逃げ切っての勝利。やはり逃げ先行が力を発揮できるコースなのだ。
だが同時に、このレースは「上がり最速タイプ」も成績は良い。
過去10年、上がり最速出した馬は延べ12頭。だがその馬券圏内率はなんと100パーセントである。昨年までは「連対率100パーセント」だったが、昨年は3着だったので「馬券圏内率100パーセント」となってしまった。
それでも数あるGIのなかで、レースでの上がり最速馬がパーフェクト馬券圏内というのは他ではない傾向だ。しかし、33秒台という時計は出ない。速くて34秒台のスピード持続型の勝負。東京でキレ負けてもここではしぶとく上がりを使えるタイプが最後に上がってくるのだ。
4.前走ローテはどこが狙い?
最後に前走からのローテについて。
これは過去10年、前走GI天皇賞(春)からのローテで3頭の勝ち馬が出ている。しかも2・3着にもよく絡んでいるので「前走天皇賞(春)組」は今年も注意だろう。天皇賞(春)7着くらいまでならばまったく問題ない。
あとは前走GI大阪杯組とG1ドバイSC組が2勝。昨年はG1ドバイターフ5着からのメイショウタバルが勝っている。やはり内外問わず、前走GI経験タイプが大多数となっている。