“着る保冷剤”に大きいサイズ はるやま商事が目を付けた市場の隙間

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2026年06月14日 08:20  ITmedia ビジネスオンライン

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大きいサイズの「着る保冷剤」が登場

 はるやま商事(岡山市)が展開する「大きいサイズの店フォーエル」は、「ペルチェ&ファン付ウェア(バッテリー付)」と「ファン付Tシャツ」を発売した。価格はペルチェ&ファン付ウェア(バッテリー付)が3万2900円、ファン付Tシャツが1万7900円。ファン付きウェアが広がる中、「大きいサイズ」という未開拓領域で差別化を図る。


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 気象庁が最高気温40度以上の日を新たに「酷暑日」と定めたほど、日本の夏の暑さは深刻さを増している。体格の大きい人は体温が上がりやすい傾向があり、熱中症対策の重要性も高まっている。こうした背景を受け、フォーエルは大きいサイズに特化した夏向け商品として開発した。


 猛暑や熱中症対策への関心の高まりから、ファン付きウェア市場は拡大している。一方で、多くの商品は屋外作業向けが中心だった。フォーエルでは「働く人だけでなく、体格の大きい方や日常で使いたい一般ユーザー」まで視野に入れ、日常使いできるファン付きウェアとして初めて導入した。大きいサイズ向けの独自パターン設計を生かしながら、より快適に夏を過ごせる商品の提案を目指している。


 従来の冷却ウェアは、気温35度を超える猛暑日には、ファンから熱風が出てしまうという課題があった。そこで同社は、首元にペルチェ素子を搭載。環境温度30度の条件下では、ペルチェ表面温度が約21度低下し、首元を冷やし続ける。発生した熱は、ファンで外部へ放出する構造だ。


 モバイルバッテリーは、ペルチェ2個とファン2個を同時使用した場合で約2時間45分の連続稼働が可能となっている。


 また「ファン付きでも作業着タイプのベストは、日常使いしづらい」という声を受け、カジュアルに着用できるTシャツ型も用意した。


 はるやま商事は「身頃(体の前面・背面を覆う部分)に設けた2つのファンから外気を取り込み、汗の気化熱で体を冷やす仕組みにより、キャンプや釣り、スポーツ観戦、愛犬の散歩など、日常のあらゆるシーンに違和感なく溶け込める」と説明する。


 利用シーンとしては、通勤・通学時の自転車やバイク移動のほか、ガーデニングや公園での軽作業、DIYや庭仕事、スポーツ観戦、テーマパークなどのレジャーを想定している。


●差別化ポイント


 差別化ポイントは、大きいサイズに特化した設計だ。フォーエルのサイズは、一般的なサイズ(JIS規格)よりもゆとりを持たせており、従来の冷却ウェアでは窮屈に感じていた人でも着用しやすいという。


 サイズはいずれも3Lと5L。カラーはペルチェ&ファン付ウェア(バッテリー付)がブラック、ファン付Tシャツがブラック、ベージュ、カーキを用意した。


 同社は、シリーズ全体で2000着の販売を目標としている。冷却ウェア市場については、屋外作業やイベント需要に加え、レジャーや通勤での利用も今後さらに拡大すると見込む。今回のモデルを軸に、レディースサイズなどラインアップの拡充も進めていく考えだ。



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