
犬飼さんは、以前自分も似たようなことをしてしまったことがあると話してくれました。息子くんが年少の頃、同じクラスにプロのピアニストのママがいて、軽い気持ちで「一曲弾いて」と頼んでしまったそうです。実際に演奏を聴いたとき、その技術の高さに驚き、「気軽にお願いしていいものではなかった」と、自分の図々しさに気づいたと言っていました。
幼稚園では、みんな普段着で会います。仕事の肩書きも、専門性も、外見からはわかりません。だからこそ、つい「気軽に頼める相手」と思ってしまいがちです。でも、もしその人が仕事着を着ていたら、誰も「無料でやって」とは言わないはずです。そう考えると、今回の出来事は、私にとって大切な気づきになりました。
私は、自分の仕事を特別なものだと思っているわけではありません。ただ、時間と技術を使って行うものだという意識はあります。だからこそ、軽い気持ちで頼まれると、どう受け止めていいのかわからなくなることがあります。相手に悪気がないのは理解していますが、自分の中で整理するのに少し時間がかかりました。自分の仕事に対する線引きを、改めて考えるきっかけになりました。
今回の出来事を通して、私は「ママ友の中には、いろいろな仕事のプロがいる」という当たり前のことを改めて実感しました。そして、無意識のうちに相手に負担をかけるようなことを言わないよう、私自身も気をつけようと思いました。この経験は、私にとって学びになりました。日常の中で起きた小さな出来事でしたが、自分の考え方を見直すきっかけになったと思います。
|
|
|
|

