ちょいワルの後のオヤジ像とは 雑誌「LEON」が25周年イベントをピッティで開催

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2026年06月18日 14:00  Fashionsnap.com

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レオンの石井洋統括編集長、パンツェッタ・ジローラモ氏、堀川正毅編集長

Image by: FASHIONSNAP
 「ちょい不良(ワル)オヤジ」ブームを生み出した男性向けライフスタイル誌「レオン(LEON)」が、2026年で創刊25周年を迎える。この節目と日伊国交樹立160周年を記念し、イタリア・フィレンツェで開催されているメンズウェア見本市「第110回ピッティ・イマージネ・ウオモ(Pitti Immagine Uomo、以下ピッティ)」でイベントを開催した。

 2001年に日本で創刊されたレオンは、40代以上の大人の男性を主な読者層とし、ファッションやライフスタイル、車、時計、グルメ、旅など、人生をスタイリッシュに楽しむための情報を発信。年齢を重ねても粋で遊び心ある生き方を提案し続けている。同誌にとってピッティは、ピッティ協会から「スナップといえばレオン」と称されるほど関係の深い特別な場所。今回、レオンが撮り溜めていたストリートスナップを会場に展示したほか、記念のカクテルイベントを開催し、大きな賑わいを見せた。

 今回のフィレンツェでのイベントをはじめ、アニバーサリーイヤーを祝う大規模な仕掛けが続々と進行している。6月22日にはミラノでの記念イベントを開くほか、9月には創刊25周年特大号を発売。11月には、在日イタリア大使館でブランドを巻き込んだ大型イベントを開催する予定だ。
 編集者として同誌に21年間携わってきた堀川正毅編集長は、この四半世紀の歩みを「手前味噌ながら、奇跡の媒体だと思います」と感慨深く振り返る。周囲から「レオンは厳しいね、終わったね」と囁かれることがあっても、「やっぱりレオンは面白い」という読者の声に支えられ今日に至ったという。一方で、「25年という数字は過去の実績ではあるものの、未来を保証するものではありません。雑誌を作ることがかつてないほど難しく感じられる、厳しい時代を迎えています」と率直な思いも口にする。
 世の中が熱狂するムーブメントが仕掛けづらくなっている現代において、堀川編集長は「それをやってのけるのがレオンの仕事」と力を込める。かつて一世を風靡した「ちょいワル」という言葉をここ数年ほとんど使用していないことについても、「言葉そのものが不要になったわけではなく、世の中とのアジャストメントがすごく大事だからです」と説明する。続けて、現在の“モテるオヤジ像”は「少しノーブルでありながら気が利き、エンタメ性があって面白いことを面白がれる男性」へと進化していると分析。「そうした新しい時代の男性に対して、『ちょいワル』のように世間に受け入れられ、面白がってもらえる新たなキーワードを常に狙っていきたい」と、次の熱狂を生み出す意欲を見せた。

 創刊当初からレオンの顔として共に歴史を刻んできたパンツェッタ・ジローラモ氏は、「年齢を重ねても内面にある子どもの部分は若いまま。そこを存分に生かすことが、カッコよく年を取る一番の秘訣」とコメント。また、魅力的な大人の男性に必要な絶対条件については、「空気を読むことと、人の気持ちを感じること」と自身の哲学を披露した。

芳之内史也 (Fumiya Yoshinouchi) FASHIONSNAP ディレクター 1986年、愛媛県生まれ。立命館大学経営学部卒業後、レコオーランドに入社。東京を中心に、ミラノ、パリのファッションウィークを担当。国内若手デザイナーの発掘と育成をメディアのスタンスから行っている。2020年にはOTB主催「ITS 2020」でITS Press Choice Award審査員を、2019年から2023年までASIA FASHION COLLECTIONの審査員を務める。

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