大型アップデートまで耐える方針のアストンマーティン、首位と5秒差に「マシンのDNAを変えるにはこれが最善」とアロンソ

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2026年07月18日 09:00  AUTOSPORT web

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2026年F1第10戦ベルギーGP フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
 2026年F1ベルギーGPの金曜、アストンマーティン・ホンダのフェルナンド・アロンソは若手ドライバーFP1起用規則の下でリザーブ兼テストドライバーのジャック・クロフォードにマシンを託し、FP2から走行、22番手という結果だった。クロフォードはFP1で22番手、ランス・ストロールはFP1、FP2ともに21番手だった。

 FP2でアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が記録したトップタイムとストロールとの差は5.187秒。アストンマーティンは次戦ハンガリーでアップグレード版マシンを投入する予定で、それまでは現状のなかで最善を尽くしていくとチームとドライバーたちは述べている。

 FP1開始時、FIAはアストンマーティンがストロール車のパワーユニット(PU)においてMGU-Kの今季4基目を投入したことを発表した。シーズン中に使用できる基数を超えているため、ストロールは決勝で10グリッド降格ペナルティを受ける。

 チーフトラックサイドオフィサーのマイク・クラックは、一日を振り返り、次のようにコメントした。

「今日は、私たちにとって予想どおりの一日だった。このサーキットで厳しい戦いになることは事前から分かっていた」

「それでも集中力を切らさず、目の前の仕事に専念し、現時点で持っているパッケージで可能な限り最高の結果を目指さなければならない」

「引き続き入念な準備を行い、すべてを計画どおり確実に実行する。そして、競争力がさらに高まる時が来た際に、いつでも力を発揮できるよう備え続けるつもりだ」

■フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・アラムコ F1チーム)フリー走行1=走行せず/フリー走行2=22番手(1分51秒418:ソフトタイヤ/19周)

(金曜セッション前にF1のインタビューにこたえ)「今週末は2つの理由から厳しい戦いになると思っている。ひとつは、現在の自分たちには競争力の面で厳しい流れになっていることだ。今年の開幕以来、マシンにはアップグレードを投入していない。一方で他チームは少しずつ改良を重ねてきた。その結果、差を縮めるどころか、むしろさらに引き離されているように見える」

「もうひとつは、この世代のF1マシンにとってスパというサーキット自体が大きな挑戦になることだ。エネルギーのデプロイメントも重要な課題になる。今回はフリー走行が3回あるので、その間にセットアップなどを煮詰める時間はある。だから、この週末をできる限り良い形で乗り切れることを願っている」

(「小さな改良を積み重ねるのではなく、一度に大規模なアップグレードを入れ、それまでは苦しい状況に耐えるという選択は、最善だったと思うか」と聞かれ)「そう思っている。レースごとに少しずつアップグレードを重ねていくやり方では、マシンの根本的な性質、つまりDNAを変えることはできない。だから時には立ち止まって何が問題なのかを見極め、その原因を深いところから分析し、より本質的に対処する必要がある。そして、そのためにはマシンにより大きな変更を加えなければならないこともある」

「だから今回の判断は正しかったと思うし、それはエイドリアン(・ニューウェイ/マネージングテクニカルパートナー)の考え方でもある。僕たち全員がその方針を支持している」

「それに、(バジェットキャップという)予算面の制約もあった。少なくとも僕たちのチームでは、毎戦ごとに新しいパーツを作り続けるには予算が足りない。その点も今回の方針を選んだ理由のひとつだった」

■ランス・ストロール(アストンマーティン・アラムコ F1チーム)フリー走行1=21番手(1分52秒808:ソフトタイヤ/19周)/フリー走行2=21番手(1分51秒131:ソフトタイヤ/17周)

「今は明日と決勝に向けて学びを得ることに集中し、一晩かけてマシンを改善することが重要だ。自分たちの現状は理解している。だからこそ、できる限りの仕事をして、この厳しい週末を乗り切ることが大切だ。今後も厳しい戦いが続くだろう。今日の内容はほぼ予想どおりだった。ハンガリーではもう一歩前進できることを期待している」

■ジャック・クロフォード(アストンマーティン・アラムコ F1チーム)フリー走行1=22番手(1分53秒199:ソフトタイヤ/22周)/フリー走行2=走行せず

「今日、スパで初めてF1マシンを走らせることができたのは、本当に素晴らしい経験だった。これまでFP1で走ったサーキットとはまったく異なるコースだった」

「現時点では、自分たちが望むほど競争力がないことは分かっている。それでも予定していた走行プログラムはすべて完了し、多くの貴重なデータを収集することができた。こうしたセッションは、自分自身の成長にとっても、チームにとってもとても重要なものだ」

[オートスポーツweb 2026年07月18日]

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