ザック・オサリバン(TEAM IMPUL) 2026スーパーフォーミュラ第3戦・第6戦・第7戦富士 7月18日、静岡県の富士スピードウェイで全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦の公式予選が行われ、ウエットコンディションの難しい予選を制し、ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)が自身初めてのスーパーフォーミュラでのポールポジションを獲得した。2番手には大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)、3番手にはルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)がつけた。
7月17日から行われているスーパーフォーミュラ第4大会は、第6戦/第7戦に加え、4月にオートポリスで行われていた第3戦の決勝レースが編入されている変則スケジュール。7月18日は、8時15分から午後の第6戦に向けた公式予選がスタートした。
この日の富士スピードウェイは、前日から続く雨が残りウエットコンディション。さらに早朝は霧が深く、一時は予選開催も危ぶまれるほどの状況だったが、予選開始を前に霧は薄くなり、気温23度/路面温度26度というコンディションのもとオンタイムで予選Q1のA組がスタートした。
●Q1:A組、B組とも波乱。ランキング上位が相次いでQ1突破ならず
12台が出走したQ1のA組は、コース上の水量は少なかったものの各車ともウエットタイヤでコースインした。前日の2回のフリー走行はウエットで、各車とも前日蓄積されたデータやこれまでのウエットのデータをもとにアタックを行っていった。
チェッカーに向け少しずつタイムが上がっていくなか、1分33秒786というA組のトップタイムを奪ったのは、ウエットを望んでいたというルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)。コンディションを味方につけ、自身初めてのQ2進出を果たすことに。2番手は小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)、3番手にはオサリバンがつけた。
一方でA組は波乱も。タイトルを争う岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)がまさかの11番手。またイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)が7番手に終わるなど、今シーズンの上位争いの常連だったメンバーがQ1で予選を終えることになった。
8時30分からスタートしたB組は12台が出走した。A組に比べコース上の水量が減るなか、各車でアタックのタイミングが異なり、チェッカー間際にはトラフィックも発生した。そんななか、終了間際に1分33秒171を記録した野尻智紀(TEAM MUGEN AUTOBACS)がB組のトップに。2番手には小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)がつけ、3番手には佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)が続いた。
そしてB組でも波乱が続いた。ランキング首位の太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が7番手でQ1突破ならず。また富士スピードウェイでは無類の強さをみせてきた坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)が11番手に終わった。
●Q2:終盤のアタック合戦を制しオサリバンが初PP
8時50分からスタートしたQ2は12台によって上位が争われた。Q1を経てコース上の水量が減ってはいたが、ここでA組の5番手だった牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、B組の3番手だった佐藤がスリックタイヤを装着してコースインした。ただ、2台は一度ピットに戻りウエットに交換。また多くの車両が一度ピットに戻り、ウエット〜ウエットのタイヤ交換やセット調整を行った。
10分間のQ2で時間が刻一刻と少なくなっていくなか、残り3分ほどで各車が続々とコースイン。チェッカーに向けて続々とアタックを行ったが、1分32秒166までタイムを縮め波乱の第6戦でポールポジションを獲得したのはオサリバン。自身にとってスーパーフォーミュラでの初めてのポールで、TEAM IMPULにとっては2022年第6戦富士(関口雄飛)以来のポール獲得となった。
2番手につけたのは1分32秒429を記録した大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)。Q1のA組でトップタイムだったブラウニングは3番手につけた。また4番手には小林利徠斗、5番手にはロマン・スタネック(ナビクル Buzz MK RACING)がつけ、フレッシュな上位グリッドとなった。
「とても嬉しいよ。今朝起きたときはこんな予選になるなんて思ってもみなかったね! クルマは本当に素晴らしかったし、フリー走行ではトップを争うパフォーマンスはなかったと思っていたけど、Q2での自分のラップには満足しているよ。昨年は苦しかったけど、TEAM IMPULに加わり良い結果を得ることができている。チームにとってもひさびさのポールポジションをもたらすことができて嬉しく思うよ」とオサリバン。「とにかく嬉しいです。ここまで信じてやってきたので」という星野一樹監督をはじめとしたTEAM IMPULにとっても嬉しい予選となった。
スーパーフォーミュラ第6戦の決勝レースは7月18日16時15分から行われる。
[オートスポーツweb 2026年07月18日]