最低重量違反により予選の全ラップタイムが削除された77号車メルセデスAMG GT3エボ 9月12日に鈴鹿サーキットで行われたIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ第4戦鈴鹿1000kmの予選で、ドライバー3名の平均タイム最速を記録したルカ・ストルツ/マキシム・マルタン/太田格之進組の77号車メルセデスAMG GT3エボ(メルセデスAMG・チーム・クラフト・バンブー・レーシング)は、予選後の車検で最低重量規定を下回っていることが判明し、予選で記録した全ラップタイムが削除されることになった。
12日の21時22分に発行された審査委員の決定により確認されたところによると、『東京無線タクシー』カラーリングの77号車は、予選後の車検において規定重量を2.5kg下回っていた。この決定には、以下のように事実認定の理由が記されている。
<77号車は、規定の最低重量(1316kg)に対し、実測値が1313.5kgであり、2.5kg不足していることが判明した。チームマネージャーはこのミスを認めた。審査委員会はペナルティを科すべき事案であると判断し、上記の処分を決定した。>
これにより同車は、13日に行われる決勝レースを、30台の出走車両の最後尾からスタートすることになる見通しだ。
予選で最速の平均ラップタイムを記録していたこのプロクラス参戦車両はもともと、3グリッド降格ペナルティを科されることが決まっていた。これは、金曜夜のナイトプラクティスの赤旗提示時に、減速が間に合わなかった太田が制限速度である時速80kmを超過して走行したためだ。
前夜の時点で判明していたこの当初のペナルティにより、明日のレースでは予選2番手タイムのクリストファー・ミース/デニス・オルセン/フレデリック・バービシュ組の64号車フォード・マスタングGT3エボ(ミーデッケ・モータースポーツ・バイ・チームMPC)ポールポジションに繰り上がっていた。
しかし、今回の新たなペナルティは、メルセデスAMGのファクトリードライバーであるマルタンとシュトルツにとって痛手となる。
両名はIGTCドライバー選手権において、マロ・エンゲルに次ぐ2位と3位につけているが、エンゲルはDTMドイツ・ツーリングカー選手権との日程重複により、IGTCのシーズン最後の2戦を欠場せざるを得ない状況にあるからだ。
[オートスポーツweb 2026年09月12日]