アレッサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド/アントニオ・ジョビナッツィ組の51号車フェラーリ499P(フェラーリAFコルセ) 2026年WEC第6戦富士 2台のフェラーリ499Pが、開幕を控えるAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズの新設ハイパーカークラスにおける最初のエントリーとして確定した。
■AFコルセとチェティラーから各1台
イタリアのメーカーは今年初め、中東での紛争によってシリーズの計画が不透明になる以前に、新カテゴリーへ参加する意向を表明していた。
最終的に主催者は、ポール・リカール、ヘレス、ポルティマオでの3大会で2026-2027年シーズンを構成し、応急的にチャンピオンシップ全体をヨーロッパへ移転することを選択した。
しかし、この変更は、とくにこれらの開催地における厳しい冬の寒さも相まって、ハイパーカークラスの将来に疑問を投げかけることとなった。
それにもかかわらず、2台のフェラーリ499Pが新シーズンに挑むことが確定した。1台はAFコルセがエントリーし、もう1台はチェティラー・レーシングの名義で参戦するものの、アマト・フェラーリ率いるチーム(AFコルセ)がテクニカルマネジメントを担当する。
ハイパーカーのエントリーには、ドライバーラインアップに少なくとも1名のブロンズレーティング・ドライバーを含めることが義務付けられている。そのためAFコルセが走らせる90号車は、WEC世界耐久選手権でフェラーリ499Pを駆るニクラス・ニールセンおよびイェ・イーフェイとともに、ルイス・ペレス・コンパンクがステアリングを握る。
そしてもう一台の47号車では、フェラーリワークスドライバーのアントニオ・フォコが、チェティラーのチームオーナーであるロベルト・ラコルテと、その息子ニコラと組むこととなった。
ロベルト・ラコルテは、「ハイパーカーのような最高峰カテゴリー、そしてアジアン・ル・マン・シリーズのような急速に成長している選手権において、フェラーリとともに挑む新たな挑戦は、チェティラー・レーシングの歴史におけるマイルストーンだ」と語り、マシンのカラーリングは10月末に発表されると付け加えた。
さらにラコルテは、「AFコルセの変わらぬ貴重なサポートを受けながら、フェラーリ499Pのような素晴らしいマシン、多くの勝利を収めてきたプロトタイプでサーキットを走ることができる。これまで我々を特別な存在にしてきたのと同じ情熱に突き動かされ、この瞬間を体験する最初のプライベートチームとなれることに心から興奮している」と述べた。
ニールセンは次のように付け加えた。「ルイス(・ペレス・コンパンク)や(イェ・)イーフェイとともにアジアン・ル・マン・シリーズでレースができることを非常にうれしく思う」
「ルイスとは(2024年から翌25年にかけてIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権で)LMP2でかなりの数のレースを一緒に走ってきたので、このような競争の激しい選手権でふたたび彼とともにドライブできるのを楽しみにしている」
「499Pをドライブするのはいつだって楽しい。新しい環境に挑戦することになるから、なおのことが楽しみだ」
シリーズに新設されるハイパーカー部門において、フェラーリ以外に他の何台のマシンが加わるかは不透明だが、アルガルベ・プロ・レーシングのボスであるスチュワート・コックスは最近Sportscar365に対し、ヨーロッパへの開催地変更を理由に、2台のポルシェ963をエントリーさせる計画を断念したと語った。
同様に、フランソワ・ペロードもフェラーリでの参戦に向けて協議を行っていたが、カレンダー変更を受けて参戦を見送る決定を下した。
シリーズの主催者は、より多くのハイパーカーのエントリーを誘致する取り組みとして、エントリー締め切りを1週間延長したとみられている。アジアン・ル・マン・シリーズの2026-27年シーズンは、11月14〜15日にポール・リカールで開幕する予定だ。
[オートスポーツweb 2026年09月30日]