ル・マン24時間が開催されるフランスのサルト・サーキット FIA国際自動車連盟とACOフランス西部自動車クラブは、FIA世界耐久選手権(WEC)を共同運営していくための新たな10年契約を発表した。
9月30日に発表されたこの「画期的」な合意は、現行契約が満了する2027年末から2037年末まで適用される。
今月初め、モータースポーツの統括団体であるFIAと、子会社のル・マン・エンデュランス・マネジメント(LMEM)を通じてシリーズを運営するACOとの関係について懸念が生じているとの報道がなされたが、今回の合意により、WECの将来と、その中核をなすル・マン24時間レースの地位が保証されることになる。
FIAとACOの共同声明によると、新契約の一環として、「すべてのレギュレーション策定プロセスはFIAのワーキンググループおよびFIA耐久委員会が監督し、最終的にはFIA世界モータースポーツ評議会の承認を必要とする」とされている。
また、「ホモロゲーション(車両公認)プロセスも簡素化され、ハイパーカー・クラスに参戦する全車両のホモロゲーションをFIAとACOが共同で監督する」ことになる。
さらに、この契約には、「パルクフェルメ、表彰台、セーフティカー、そして放送・配信映像」といった領域において、「FIAのブランディングを大幅に強化する」ことも盛り込まれている。
FIAのモハメド・ベン・スライエム会長は次のように述べている。
「これは単なる合意ではない。FIA世界耐久選手権の将来を長期にわたって確実なものにする、レース界にとって極めて重要な前進だ」
「これは未来を見据えた契約であり、いわば『世紀の契約』だ。120年以上の歴史を持つFIAとACOの協力関係を強化し、ファン、ドライバー、チーム、そしてマニュファクチャラーに真の利益をもたらす記録的な成長の10年に向けて、選手権の基盤を整えるものだ」
「耐久レースの黄金時代を切り開くことにつながったこの協力関係に携われたことを光栄に思う」
「ピエール・フィヨン会長やそのチームとともに、この勢いをさらに高め、より強固な未来を築いていくことを楽しみにしている」
ACOのピエール・フィヨン会長は次のように付け加えた。
「FIAとACOの間の合意が延長されたことを大変嬉しく思う。これにより、2012年の創設以来、FIA世界耐久選手権の中核をなしてきた両者の強固かつ長年にわたる関係がさらに強化されることになる」
「このパートナーシップは、信頼、共通の志、そして耐久レースの発展に対する変わらぬコミットメントの上に築かれてきた」
「FIAとACOは協力して、選手権の継続的な成功と国際的な成長のための強固な基盤を築き上げてきた。我々は、この素晴らしい協力関係の新たな一章をともに築いていくことを楽しみにしている」
「最後に、これまでに築き上げてきた素晴らしい関係に対し、FIAのモハメド・ベン・スライエム会長に感謝の意を表したい」
[オートスポーツweb 2026年09月30日]