小椋藍(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)/2026MotoGP第16戦日本GP 決勝 10月4日、2026年MotoGP第16戦日本GP MotoGPクラスの決勝がモビリティリゾートもてぎで行われ、小椋藍(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)は6位でフィニッシュ。母国のファンの声援を受けながら、最高峰クラスでは初となるもてぎの決勝で入賞を果たした。
決勝では11番グリッドからスタートを切り、ペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)との接近戦を制して6位を獲得した小椋。レース後に行われたプレスルームでの囲み取材では「残念ですね」と今日の結果を評価した。
「(週末の)スタートは流れが悪く、昨日のスプリントからはちょっと上がってきたかなというところで決勝に挑みましたが、ちょっと足りなかったです。(首位と)15秒離れましたからね。見えなくなったので、『よくこんなに速く走れるな』と思っていました」
「(アプリリア)ファクトリーの2台があの順位でゴールしていますからね。与えられているパッケージを考えると、もっと前を走らなければいけません。ドゥカティの調子がとても良い週末なら、この結果でも及第点でしょうけどね」
序盤から終盤にかけて展開されたアコスタやラウル・フェルナンデス(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)との接近戦については、「5位が限界だったので、ある程度のラップ数になってからはどうすれば5位になれるか考えてレースをしていましたが、何もできずに終わりましたね」とコメント。
「挟まれていたので、全然加速できませんでした。 いい加速のためには進入時に間隔を開けて入らないといけないのですが、そこでアコスタに来られてしまいましたし、抜きに行きつつ自分のポジションを守らないといけないので、真ん中いちばん走りづらいです」とトレイン状態でのバトル難しさを語っていた。
レース終盤のベストラップ記録については、「ラウルも抜かれないように走り、俺も抜きたいと走った結果のタイムだと思いますよ」と分析。「タイヤがハードだったのである程度は気を付けてレースをしていましたが、思いのほか良かったのでびっくりしました。自分がどれだけレースタイムを出せるかというのはそこまで想像していなくて、レース中にタイムを見ながら走っていただけですね」
今週の反省点に関する質問に対しては、「初日のプラクティスで出遅れたことがひとつですね。あとはFP2の転倒も必要なかったです。あれで予選が狂いました」と小椋。「11番手スタートという、ある程度のポジションにしか行けないように自分でしてしまいました」とやや苦々しい表情を見せていた。
表彰台を獲ったら日の丸を出す準備をしていたんだよ。今日も出そうと思っていたけれど、と馴染みの記者から打ち明けられた際は「そんなこと言わないでください」と苦笑いを浮かべつつ返答。チェッカー後のクールダウンラップでは「景色を見たくなかったです」と複雑な心境を述べた。
「悪いリザルトで終わったときは(ファンが)アクションを起こしてくれればくれるほど、心にきます。俺が観客だったら『こいつ何やってんだ』となるでしょうし、『もう帰ってくれていいんだよ』と(走りながら)思いました」
なお、観客動員数が過去最高記録を更新したことについては、ポジティブに捉えている様子。「本当に素晴らしいとことだと思います。来年のもてぎへ向け、モチベーションが上がりますね。来年はもっと頑張りたいです」
今日の結果を受け、小椋はライダーズランキングでは5位に浮上したものの、「4位までは確か近かったと思うのですが、1〜3位は大分離れてしまって厳しいかなと思います。アコスタもここから強いでしょうしね」と現状をシビアに捉えていた。アジアでは自身の強みが出るサーキットは多いものの楽観視している様子はなく「もちろん、良いレースになればよいとは思っています」とコメントした。
母国グランプリを終え、次戦はインドネシアでチャンピオンシップを争うこととなる小椋。今大会は自身の結果に肩を落とすこととなったが、最高峰クラス昇格後初走行となるマンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットでは笑顔でグランプリを終えられることを願いたい。
[オートスポーツweb 2026年10月04日]