香川、守備の改善を口にするも「あくまで自分たちのサッカーを」

1

2013年08月15日 01:40  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

フル出場し、1得点を挙げた香川 [写真]=嶋田健一
「キリンチャレンジカップ2013」が14日に行われ、日本代表とウルグアイ代表が対戦した。日本はウルグアイのFWディエゴ・フォルランに2ゴールを許すなど、4失点を献上。香川真司と本田圭佑がゴールを決めたものの、2−4で敗れた。

 試合後、日本の1点目を決めた香川真司が、敗戦を振り返って以下のようにコメントした。

「フォルランやスアレスもいて、やっててやっぱり強かったですね」と、相手の印象について語った香川は、自身の得点シーンについて、「あの点に関してはごっつあんですから。その前に3点取られていたっていうのはやっぱりもったいないですし。そうですね、相手も気の緩みがありましたから、あの時間帯は。だから評価しづらいし、それ以前の問題だったと思っています」と、多くを語らなかった。

 守備については、「前半立て続けに2失点したっていうのがこたえました。イージーな失点というか、裏のドーンと蹴られてやられたというか。それまでは、お互い攻守においていい戦いをしていたし、チャンスがなかった中で、ああいう失点はもったいなかった。だからといって前半、守備的に失点しないで守るのかっていうのは僕らのスタイルではないと思うし、攻撃的にいった中で簡単に失点してしまうのはもったいないと。結果論ですけど、すごく2点というのはもったいなかったですね」と、27分と29分の立て続けの2失点を悔やんだ。

 戦術的に守備から戦うことも検討する必要があるのではないかを問われると、「僕らは今まで前で奪うことにトライしてきたし、課題として失点数が多いのが何かしら問題があるのは分かっている。それをどうトライするのかっていうのを考えて行かなきゃいけないですけど、現状としてボールを保持して攻撃を進めていくっていう姿勢はコンフェデもそうですし、持ち続けた中、こういう失点をしているのが現状なんで。それは次に向けて、ディフェンスだけの責任ではないし、攻守両面でもっとハードワークを求められるのかもしれないので、詰め直していかないといけないと思います」と修正点を挙げた。

 また、「実際、ブラジルみたいな相手には守備的に入ってというのはありましたし、ウルグアイはやってみた中で必ず中盤でボールを回せる感覚はあるから、余計にいけるんじゃないかという感覚がありました。イタリア戦もメキシコ戦もそうですし、その中で失点を先にしてしまったんで、ちょっとしたミスから失点を繰り返すのが続いているのが確かなんで。でも僕はそこまで守備的に行く必要はないと思うし、あくまで自分たちのサッカーをやっていけるように。左からもっとボールを要求していければ、前半からそこまでボールを取られることもなかったのかなと思いますし、そうしていければと思います。1人1人の守備意識を高める必要があると思います」と続け、自分たちの形を貫くことが重要だと語った。

 東日本大震災の被災地、宮城での試合となったことについては、「もちろん常に特別な思いは持っていますし、今日も沢山のサポーターが仙台まで来てくれたのはみなさんを勇気づけるって意味では勝ちたかったです」とコメントしている。



ニュース設定