トッテナムを去ることが決まったヴィラス・ボアストッテナムは、0−5でリヴァプールに大敗を喫した翌16日にアンドレ・ヴィラス・ボアス監督の解任を認めた。
トッテナムの首脳陣にとっては、リヴァプール戦の大敗で堪忍袋の緒が切れたようだ。クラブは、「アンドレ・ヴィラス・ボアス監督との契約解除について合意に至りました」と声明を発表。
「すべての関係者の利益のために、お互いの承諾に基づき下された決定です」と付け加えた。
11月に喫したマンチェスター・シティー戦の大敗(0-6)に続き、リヴァプール戦も屈辱の敗戦。しかし試合後、指揮官は辞めるつもりはないと明言していた。
「(辞めるか辞めないかは)私が決めることではない。私は自ら途中で投げ出すことはしない」と、今年36歳になったヴィラス・ボアス監督は記者に語っていた。
「私にできることはただひとつ、選手と力を合わせて調子を上げるだけだ。トップ4を狙える戦力だが、今はそれを実現できていない」
トッテナムは現在リーグ7位。マンチェスター・ユナイテッドを勝ち点で2ポイント上回っている。ヨーロッパリーグのグループステージでは全勝を収め、6試合で15得点を挙げ、失点はわずか2点だった。
トッテナムの指揮官となってからの全体的な指標は良好だ。プレミアリーグ1試合あたりで挙げた勝ち点は平均1.83。リーグ開設以来、トッテナムの監督としては一番高い数字である。
しかし、夏の移籍市場ではギャレス・ベイルの売却で得た1億800万ポンドを費やして7人の選手を獲得したものの、リーグ戦ではその効果を現すことがことができなかった。