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猫を飼っていると、しばしば「あれ?こっちの言葉を理解しているの?」と思うような場面に出くわします。一般的に、猫には人間の言葉を理解できるほどの知能はないと言われていますが……本当にそうなのでしょうか。猫と言葉の不思議を紹介します。
■自分の名前
多くの飼い猫が理解していると思われる人間の言葉といえば、「猫の名前」です。「○○ちゃん」と呼びかけると急いでやってくる、こっちを振り向くなどのしぐさが見られたら、ちゃんと理解している証拠だと言えそう。また猫の中には、「本当に自分を呼んでいる声」「特に用事はないが呼んでいる声」「怒っている声」を聴き分ける猫もいるようです。猫は音を聞き分ける能力に優れている動物なので、こんなことも可能なのかもしれませんね。
■ご飯
自分の名前と共に、多くの猫が理解していると考えられるのが「ご飯」という言葉です。猫にとっても「ご飯」は自身の生存に関わる重要な事項。ちゃんと飼い主に請求するために、理解しているのでしょう。また「ご飯だよ」や「ご飯はもうちょっと待ってね」などの言葉は、飼い主が猫に対して使う機会も多いものです。耳にする機会が多い言葉を、周囲の状況と共に理解していると考えられます。
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■かわいいね〜
猫に愛情をこめて「かわいいね〜大好きよ〜」と話しかけると、傍に来て嬉しそうに鳴く。こんな猫もいるようです。こんな言葉は、人間と猫のコミュニケーションの役割を果たしてくれています。優しい言葉をかけるとき、人はいつもよりも高い声、いわゆる「猫なで声」になることも多いものです。猫は「低い声」よりも「高い声」に対して安心感を抱きます。言葉の内容はもちろんのこと、もしかしたら、その声のトーンが心地よいのかもしれませんね。こういった語りかけを日常的に行うことで、猫との距離をもっと近づけることができるでしょう。
■もっと言葉を理解して欲しい
もしも猫が人間の言葉を理解してくれたら、猫との生活はもっと楽しいものになりそうです。「もっと言葉を理解して欲しい」と思うときには、いったいどうすれば良いのでしょうか。
言葉の理解には個体差がありますが、愛情を持って「猫に話しかける」ことが重要です。「自分の相手をしてくれる人間」と猫の間には、信頼関係が生まれます。より多くの言葉を理解して欲しいと思ったら、まずはこれを獲得することが大切なのです。
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猫が本当に人間の言葉をすべて理解しているかどうかは、猫自身に聞かなければ分からないことです。しかし、「きっと分かってくれている」と信じて話しかけることで、もっと楽しい関係を築けるのではないでしょうか。
(画像提供元:うだま)
(ファナティック)
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