夫婦が離婚に至る理由・過程はさまざま。ただ、大まかには傾向が出ているようで、2010年の司法統計によると、離婚の申し立て理由は男女ともに「性格が合わない」が1位で、男性の6割、女性の4割が「性格の不一致」を挙げています。これは具体的にどんな内容なのでしょうか? また男女別の割合に差も出ています。この真相に少しでも辿り着くべく、マイナビウエディング編集部では「離婚したくなるパートナーの特徴」について既婚男女296名にアンケートを実施しました。
■6割が「浪費家」とは離婚したい
Q.離婚したくなるパートナーの特徴は何だと思いますか。
1位 浪費家(58.5%)
2位 異性関係にだらしない(41.9%)
3位 すぐ怒る(38.2%)
4位 家事・育児をしない(32.1%)
5位 働く意欲がない(30.4%)
5位 愚痴や嘘が多い(30.4%)
※複数回答可
約6割が「浪費家」と回答。やはり、家族が不自由なく暮らしていくためのお金が、相手の浪費癖によって危ぶまれるのは問題ですよね。このほかにも、家庭生活の維持が難しくなる特徴が目立ちます。それぞれを選んだ理由を詳しく聞いてみました。
■現在・将来の生活が維持できないから
1位の「浪費家」については、「家庭を持つ以上、お金の管理は第一だから」(女性/30歳/医薬品・化粧品)、「生活が苦しくなりそう」(女性/27歳/金属・鉄鋼・化学)、「将来に不安を感じるため」(男性/27歳/金融・証券)など、その性質を問題視する声が数多く寄せられました。
さらに、「節約しながら暮らしている中で、無駄なものをたくさん買われてしまうと仕事も家事も育児も頑張れなくなる」(女性/30歳/通信)のように、すべての意欲がなくなる……といった意見も。納得です。
■不貞は離婚原因に多いから
2位の「異性関係にだらしない」については、「相手には貞操観念を求めるのが当然」(男性/41歳/自動車関連)、「結婚したら全ての異性関係を忘れなければならないと思う」(男性/39歳/人材派遣・人材紹介)など、法的なパートナーがありながら、他の異性と関係を結ぶ人へ非難の声が殺到。
さらに「浮気や不倫ばかりされそうだから」(男性/29歳/農林・水産)、「周りの離婚原因に一番多いのは浮気だから」(男性/50歳以上/電機)など、浮気・不倫が離婚理由として多いことを挙げる人もいました。
■ケンカが増えそうだから
3位の「すぐ怒る」については、「ケンカばかりになりそう」(女性/26歳/学校・教育関連)、「精神的ストレスを感じるから」(女性/32歳/アパレル・繊維)、「相手をしていると疲れそうだから」(女性/36歳/主婦)など、心地よく生活していくのはムリなのでは、との声が多数寄せられています。
■家事育児に関わらない相手はあり得ないから
4位の「家事・育児をしない」については、「自分の負担がすごく多いと結婚のメリットを感じなくなる」(女性/34歳/情報・IT)、「共同生活において家庭内での労働をバランスよく分担できない人は、一緒にいる資格がないと思う」(女性/31歳/小売店)、「いまどき家事育児に我関せずな男性とは家庭を築く意味がない」(女性/31歳/団体・公益法人・官公庁)など、特に女性たちから厳しい指摘が……。男性の皆さんには、家事の一部負担を考えてほしいもの。
■生活が成り立たないから
5位の「働く意欲がない」は、「家族を養うという意識が著しく低い人とは生活できない」(女性/27歳/団体・公益法人・官公庁)、「働かないと生活していけないので」(女性/35歳/食品・飲料)など、最もな声が目立ちます。
■信頼関係を築けないから
同じく5位の「愚痴や嘘が多い」は、「相手を信じられなくなるから」(女性/33歳/主婦)、「人として駄目だから」(男性/44歳/商社・卸)など、信頼できなくなるとの意見が最多。確かに一生添い遂げる相手としては、不適切かもしれません……。
相手、ひいては家族を思いやっていれば、上記の行動を取ることはないはず! とはいえ、今回トップ5にランクインした内容について、改めて自分を見直してもよいかも。
※アンケート対象
調査時期:2014年10月1日〜2014年10月7日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数: 20〜50代の既婚男女296名
調査方法:インターネットアンケート
(文/池田園子)
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