“この先の朱ちゃんも見てみたい” 花澤香菜インタビューで明かされる「サイコパス」への思い

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2015年06月15日 18:43  アニメ!アニメ!

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“この先の朱ちゃんも見てみたい” 花澤香菜インタビューで明かされる「サイコパス」への思い
劇場版の興収が8.5億円を突破し、TVアニメ放送終了後もファンの心を掴んで離さない『PSYCHO-PASS』。TVシリーズ、劇場版の情報がまとめて閲覧できる「PSYCHO-PASS サイコパス公式アプリ」には3月にゲーム機能が実装され、常守朱役の花澤香菜さん初の日本武道館公演にあわせた連動イベントも実施された。
ゲーム内に花澤さんがキャラクターとして登場し、常守朱と一緒に事件を解決するという、アニメファンにとっても、花澤さんのファンにとっても嬉しいイベントとなった。
アニメ!アニメ!では、花澤さんに『PSYCHO-PASS サイコパス』のアニメ、ゲームについてインタビューを敢行。武道館公演を成功させるなど、目覚ましい活躍をみせる音楽活動についてもお話を聞いた。

■劇場版も大ヒット 花澤香菜が語る『PSYCHO-PASS サイコパス』と常守朱

―アニメ!アニメ!(以下、AA)
劇場版の興収が8.5億円とヒットを記録していますが、改めて『PSYCHO-PASS サイコパス』の1期〜劇場版までを振り返っていかがでしょうか?

―花澤香菜さん(以下、花澤)
作品に関わりはじめた時から、本当に面白いなと思っていました。まずストーリーに引き込まれて、台本読むのが毎回楽しみでした。収録が終わってしまった時は寂しかったです。なので、2期、劇場版と、どんどんファンの人がついてきてくれてるのがすごく嬉しかったですね。
1期から朱ちゃんを演じて、正義感だったり、自己犠牲の精神だったりはずっともち合わせているんですけど、さらにそれが洗練されて、素敵な大人の女性になっていっていると思います。ドンドン成長する彼女を演じて、今はこの先の朱ちゃんも見てみたいなってすごく思いますね。

―AA
正直、ここまで大きな作品になると思いましたか?

―花澤
まず、企画書を読んだ段階で、すごく豪華だと思いました。面白そうなことをやるな、この作品に出たいなと思わせる吸引力があったので、きっといろんな人が見てくれるんだろうなとは感じていました。

―AA
先ほども朱の成長というお話がありましたが、1期からずっと朱を演じるなかで、変化などありましたか?

―花澤
1期の時は、現場でも私が最年少で、公安局に入りたてで右も左もわからないっていう状態の朱ちゃんとけっこう重なっていたと思います。私は朱ちゃんのような新人ではないですが、周りの人に支えられているところが重なっていて、そういう面でもすごく取組みやすい役柄だな思っていました。
でも2期になって、狡噛さんがいない=関さんがいないというのは作中でも現場でも心細かったですね。1期の時は関さんがシリアスなシーンが連続するのに、収録の直前まですごく面白い話で場を和ませてくれていましたし。(笑)
とはいえ、朱ちゃんが1人で公安局を引っ張っていかなきゃいけないっていう環境もやっぱり私と重なっていて、変化というよりもずっとリンクしている感じでしたね。ただ、2期のアフレコ途中に劇場版のアフレコが組み込まれてたんです。

―AA
並行してやっていたと?

―AA
そうなんです。2期の収録もしながら、劇場版の収録もしてという状況で。しかもキャストは2期のストーリーがどうなるかは知らないで、劇場版を演じていました。

―AA
知らないまま演じるというのも、結構大変だったのでは?

―花澤
大変でした。ストーリーを全部聞いてしまうと、2期のお芝居が難しくなるので、どういう話の流れになるかは聞かずに、2期の最後をどのような状態で朱ちゃんが迎えるのかだけ聞きました。

―AA
なるほど。少し話しは変わりますが、朱は女性からの人気も高いと思うのですが、花澤さんのまわりでは朱を演じてからどのような反応がありましたか?

―花澤
「朱ちゃんから花澤さんのファンになりました」とか、そういう女の子たちからのお手紙も頂いて、すごく嬉しかったですね。あと、『PSYCHO-PASS サイコパス』のイベントに来て下さるお客さんは、9割ぐらい女性なんです。

―AA
すごいですね。やはりキャラクター人気でしょうか?

―花澤
もちろんストーリーを楽しんでくれているとは思うんですけど、その上でキャラクターが好きっていう方が結構いらっしゃいます。その中でも、朱ちゃんを応援してくれる声が多くて嬉しいですね。
私自身も朱ちゃんっていうキャラクターがすごく好きなんです。信念をもって行動しているのに、まわりの意見もちゃんと取り入れて、さらに自分で噛み砕いて人に接しているところとか。でも、劇場版の最後は、けっこう世の中のことまで考えはじめちゃうじゃないですか?どこまでいっちゃうんだろうなという、ちょっと心配なところもあるんですけどね。(笑)

―AA
ご自身も朱が好きということですが、花澤さんと共通するところはありますか?

―花澤
髪型ですかね。(笑)
1期のときに朱ちゃんの髪型がかっこいいなと思って真似して切ってみたりしてました。

―AA
朱を演じて影響を受けたと?

―花澤
そうですね。触発されて。あと筋肉もですかね。(笑)

―AA
筋肉ですか?(笑)

―花澤
はい。朱ちゃんは2期の最初の頃とか、結構筋トレをしていて、素早い動きもできるようになってるじゃないですか?私も今週1で筋トレに通っていて、“鍛える”という部分では一緒かもしれないです。


■花澤さんが『PSYCHO-PASS サイコパス』の世界に登場?コラボイベントの内容とは?

―AA
コラボイベントが開催されたアプリについてもお話も伺いたいのですが、花澤さん実際にアプリを遊ばれましたか?

―花澤
少し触ってみたのですが、まだちゃんと遊べていません。アプリは1期の時間軸でお話が進むんですが、劇場版も見届けたうえで、また1期のキャラクターたちに絡めるっていうのが、みんな嬉しいんじゃないかな?私も少し遊んでみて「おお」ってなりました。序盤から主要メンバーも登場しますしね。

―AA
確かに嬉しいですね。

―花澤
ゲームならではですよね、自分が新人監視官になって行動ができるという。さらに、1期の公安局メンバーが支えてくれるわけじゃないですか。きっとそれだけですごく楽しいと思います。

―AA
ぜひ、ゲーム内で実施されたイベントについても教えて下さい。

―花澤
今回は私のライブツアーとコラボして、期間限定でイベントが発生したんです。しかも私自身が花澤香菜というキャラクターとして『PSYCHO-PASS サイコパス』の世界に登場するという、私何年生きてんだ※っていう状態なんですけど。(笑)
イベント自体は私のライブツアーで、爆破予告があって、それを防ぐために公安局のみんなが助けてくれるっていう流れになっていました。アニメでは絶対に描かれないであろうシチュエーションを楽しんでいただけたかなと思います。
※サイコパスの舞台は2112年の日本

―AA
アニメファンにも花澤さんのファンにも嬉しいイベントですね。ちなみに花澤さんはスマホでゲームされますか?

―花澤
実は全然やらないんです。スマホを使いこなせていなくて。(笑)

―AA
では、このアプリがゲームのスタートになれば。

―花澤
先ほど遊んでみて、普段ゲームをしない私でもできそうだったので、そうなったらいいなと思います。


■ 初の単独武道館公演、3rdアルバムのリリース・・・ますます広がる音楽活動

―AA
歌手としての活動についてもお話伺えればと思います。5月3日には初の単独日本武道館公演がありました。

―花澤
3月にアコースティックライブをやったんですが、それが武道館に向けた最後のライブで、すごくいい形でできたんですよ。4月22日発売の「Blue Avenue」というアルバムの中から曲を歌ったり、お客さんとのやりとりだったり、武道館につなげるというのを意識しながらやれたのが良かったですね。

―AA
先ほど筋トレの話しもありましたが、やはり武道館に向けて鍛えられたのでしょうか?

―花澤
そうですね。(笑)
でも筋トレもっと早くやっておけばよかったなと思いました。色々なところにいい結果が表れているのを実感しています。

―AA
具体的にはどのあたりで実感されているのでしょうか?

―花澤
体力がついて、スタミナが持続するようになったと思います。あと、運動するとやっぱストレス発散になりますね。声を出すこと自体がストレス発散につながっていると思うので、そんなにストレスが溜まる方ではないのですが、より色相がクリアになっていってるかなと。(笑)

―AA
なるほど。(笑) 22日に発売された3rdアルバム「Blue Avenue」ですが、本作でも非常に幅広いジャンルの楽曲にチャレンジされていますよね。聞いて欲しいポイントなど教えて下さい。

―花澤
おっしゃるように、本当にいろんなジャンルの曲が散りばめられているので、聴いてくださる方の中に、今まであまり触れてこなかったジャンルもあると思うんですよね。なので、そういうものを味わっていただけたら嬉しいです。
とくに、Swing Out Sisterのアンディ・コーネルさんに書いていただいた「Dream A Dream」という曲が収録されているのですが、いかにかっこよく歌うかを意識したのでぜひ聞いて欲しいですね。



―AA
アーティストとして、幅広いジャンルの曲を歌われていますが、好きなジャンルは変わったりしましたか?

―花澤
自分の好きなものは相変わらず好きなんですが、ジャンルの幅が広がっていってる感じがしますね。本作ではニューヨークがテーマになっていて、ビリー・ジョエルとか意識した曲も収録されているのですが、改めて聴いてみたらすっかりはまって、ずっと聴いています。あとは、楽曲提供して頂いたSwing Out Sisterも改めて聴いているところです。

―AA
逆に、今後チャレンジしてみたいジャンルはありますか?

―花澤
今作では本当に色々なジャンルに挑戦させてもらったのですが、初めてレゲエの曲にもチャレンジしています。さらっと歌うと、なかなか曲と声とののりがあわずに苦労しました。けっこう時間かけて歌い込んだんですけど、もうちょっとやってみたいなと思っています。

―AA
本日はありがとうございました!

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