福岡が5年ぶりのJ1昇格に大手…九州対決制してプレーオフ決勝へ

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2015年11月29日 17:30  サッカーキング

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 2015 J1昇格プレーオフ準決勝が29日に行われ、2015明治安田生命J2リーグ3位のアビスパ福岡と同6位のV・ファーレン長崎が対戦した。

 福岡はシーズン終盤に怒涛の8連勝を飾ると、2位ジュビロ磐田と最後まで自動昇格圏を争った。最終的には得失点差に泣き3位に終わったものの、好調そのままに5年ぶりのJ1復帰をかけてプレーオフに臨む。対するV・ファーレン長崎は熾烈な争いを制して6位を確保。初のJ1昇格を目指す。

 福岡を率いる井原正巳監督と長崎の高木琢也監督はともに48歳。かつて日本代表でも活躍した両指揮官の対戦にも注目が集まる。今季の直接対決では2試合ともに0−0のスコアレスドローに終わっている。

 最初のチャンスは福岡。12分、ロングボールを前線のウェリントンが頭で繋ぐと、城後寿がエリア手前から右足のボレーで合わせる。しかしドライブがかかったシュートはわずかに枠の上に外れた。

 続く23分、カウンターを仕掛けた福岡は右サイドを持ち上がった中村北斗がエリア内のウェリントンに浮き球のパスを供給。これを頭でコントロールしたウェリントンが最後はオーバーヘッド気味に狙ったがシュートはGKの正面に飛んだ。さらに直後の24分、左サイド深い位置から亀川諒史がグラウンダーで折り返すと、ファーサイドの城後がスライディングで合わせたが、惜しくも右ポストに弾かれた。

 攻勢に出る福岡はシュート8本を放ったものの無得点、長崎はシュート1本に抑えこまれ、試合は0−0のまま前半を折り返す。

 後半開始早々にも福岡がチャンスを作る。46分、右サイドからのFKにゴール前のウェリントンが合わせたが、枠を捉えたヘディングシュートはGKの好セーブに阻まれた。するとこの流れから得た左CKから先制点が生まれる。48分、キッカーの末吉隼也がニアサイドにクロスを供給すると、ゴール前にこぼれて混戦となったボールを最後はウェリントンが右足で押し込んだ。

 追いつきたい長崎は55分、黒木聖仁のスルーパスでDFラインの裏に抜けだしたイ・ヨンジェがGKと1対1となったが、ダイレクトで放ったシュートは枠の左に外れてしまった。さらに67分、ゴール前のこぼれ球を拾ったイ・ヨンジェが振り向きざまに左足で狙ったが、GK中村航輔がファインセーブで防いだ。

 終盤は長崎が攻め込む展開となったが、福岡が最後までゴールを割らせず、試合は1−0で終了。九州対決を制した福岡が昇格プレーオフ決勝進出を決めた。

 12月6日にヤンマースタジアム長居で行われる決勝では、アビスパ福岡とセレッソ大阪が対戦する。

【スコア】
アビスパ福岡 1−0 V・ファーレン長崎

【得点者】
1−0 48分 ウェリントン(アビスパ福岡)


このニュースに関するつぶやき

  • 長崎をJ1で観たかった気もするけど、セレッソも観たい、、、 福岡もそろそろ復帰してほしい、、、 決戦が楽しみです!
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