DeNA・牧秀悟が37度目マルチ締め 快音響かせ記録尽くしの1年目終える

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2021年10月28日 22:10  ベースボールキング

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DeNA・牧秀悟 (C) Kyodo News
○ 広島 7 − 0 DeNA ●
<25回戦 マツダスタジアム>

 DeNAが今季の全日程を終了。ドラフト2位ルーキーの牧秀悟選手(23)は敵地での今季最終戦に「4番・一塁」で先発出場し、3打数2安打1四球の活躍で、今季37度目のマルチ安打をマークした。

 初回一死一・三塁で迎えた第1打席は遊撃手・小園海斗の好守に阻まれ併殺打だったものの、4回と7回に右前安打をマーク。“ミスター”こと長嶋茂雄と並んでいた新人のシーズン猛打賞記録の更新がかかる第4打席は四球に終わり、悔しそうな表情で一塁に歩いたが、風格すら感じさせる佇まいでチーム唯一の3出塁を記録した。

 牧は中央大から昨秋ドラフト2位で入団し、「3番・一塁」で開幕スタメン入り。一時は先発メンバーから外れたこともあったが、後半戦は打撃の状態を上げて安打を量産。ルーキーイヤーを一軍で完走し、137試合で打率.314(487-153)、22本塁打、71打点の好成績をマークした。

 シーズン後半は記録尽くしで、8月25日・阪神戦(京セラドーム大阪)で新人史上初となるサイクル安打を達成。シーズン最終盤は「4番」に定着し、10月26日・ヤクルト戦(横浜)でシーズン35本目の二塁打を放ち、長嶋茂雄(巨人・1958年)の新人シーズン最多二塁打のリーグ記録を更新すると同時に、14度目の猛打賞を記録して長嶋の新人歴代最多記録にも並んだ。

 また、ルーキーイヤーに規定打席に到達し、打率3割をマークしたのは、1998年の高橋由伸(巨人=.300)以来23年ぶりで、3割20本塁打となれば1986年の清原和博(西武=.304/31本)以来4人目の快挙。いずれも21世紀に入ってからは牧が初めての達成者となった。

 チームは6年ぶりの最下位に沈んだが、球団記録も打率(.314)、安打(153本)、猛打賞(14回)、マルチ安打(37回)、得点(73点)、二塁打(35本)、長打数(60本)の球団新記録を樹立し、まさに希望の光ともいえる奮闘ぶり。ルーキーイヤーの全日程を終え、広島の栗林良吏らと争う新人王レースの行方にも視線が集まる。

このニュースに関するつぶやき

  • 最後の打席はな……。フルカウントになってからのフォアボールとかなら別に何でもないけど、記録かかってる打席で敬遠は叩かれるわな。しかも新人王争いの対象が居るチームだし。
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