前回からの続き。義母と義姉一家と一緒に食事に出かけた投稿者さん。義姉一家には子どもが3人いて、みんな食欲旺盛な子どもたち。一方で投稿者さんの一家には食の細い女の子が2人います。義姉一家のほうが明らかによく食べ、当然のことながら金額も高いにもかかわらず、会計のときに「割り勘にしよう」と提案されて驚いてしまったようですね。また「食事会をしよう」と誘ってきたはずの義母が一銭もお金を出さないことにも腹を立てているようです。お金を出さない義母はさておき……。今回のケースでどちらの家族にも公平な形にするには、どんな方法をとればよかったでしょうか?
割り勘のマナーとは?
義姉に割り勘を言い渡されて腹が立ったのは、義姉一家のほうが食べている量が多いからでしょう。
『義姉の行動はムカつくわ。普通はたくさん食べるほうが気を利かせるものだけどね。投稿者さんから言えないものね』
『割り勘って言い出したのは義姉なのね? 金額が多いほうがそれを言い出すのは無作法だね。自分たちのほうがはるかにお金を使ってるのに割り勘て言い出すのは腹立つ』
『義姉が割り勘って言ったんだ、変なの。自分たちのほうがはるかにたくさん食べてるのに、よく自分から割り勘なんて言えるね。頭にくるわ』子どもがお会計のことを考えずにたくさん食べるのは仕方ないこととは言え、明らかにたくさん食べたほうの家庭から割り勘を言い出すのは失礼と考えられたようですね。投稿者さんも自分から割り勘を提案したならばモヤモヤすることはなかったでしょう。「割り勘を言い出すなら金額が少ない側から」というのが、ママたちが考える割り勘のマナーのようです。
お金うんぬんではない。気持ちが大切
会計のあとに義姉からひと言あれば印象が違ったかも……と考えるママたちもいました。
『割り勘がどうとかじゃなく「多く出してもらってありがとう」とか「こっちが多く食べたのにごめんね」とかそういう感謝や謙虚さがなく、当然のように「割り勘ね」は引くかな。半分出すけど、自分とは常識が違うと判断する』
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『義姉かー。うちは義妹だから旦那が見栄張って全額出すよ。でも「ありがとう、ごちそうさまです」のひと言があるかないかで全然違うよね』もし義姉から「うちのほうが多く食べたのにごめんね」「割り勘にしてくれてありがとう」などの言葉があれば、投稿者さんもここまでイライラを募らせることはなかったのではないでしょうか。割り勘を当然だと考えているような態度が余計に怒りを誘うのでしょう。相手に対して気持ちよくお金を出せるかどうかはちょっとしたことなのかもしれません。
先手必勝!先に払ってしまおう
腑に落ちないとはいえ、「割り勘は嫌」とハッキリとは言いづらいものでしょう。今後支払いのときにモヤモヤしないための方法は何かあるでしょうか?
『行儀は悪いけど、食事が終わるころに「じゃあこれうちの分です」ってテーブルに出しちゃうとか』
『お手洗いに立つときに自分の家族と義母の分を先に払えば? 「うちは先に払ったんで」って残りの分の伝票を渡せばいいよ』
『私なら伝票を見て計算して「これうちの分。あとはお会計してね! おつりはいいよ」って言って少し多めに渡しちゃうな。数百円多く渡したとしてもそっちのほうが安上がりでしょ』
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食事会は食べ放題のお店で開催してみては
今後の食事会は食べ放題のお店で開くのもひとつの手でしょう。
『たぶん義姉は自分たちのほうがたくさん食べて金額も高いのがわかってるからこそ割り勘を提案したんでしょ? 次から定額の食べ放題がいいかもね』
『食べ放題の店に行ったら「1人いくらですね」と言えるから、そうするといいかも。食べる量も気にならないし』
『これが友だちなら疎遠にできるけど親戚だとね……きついね。きっちり個別会計にできる食べ放題とかにしたらどう?』投稿者さんが義姉一家との割り勘を嫌うのは、明らかに義姉一家のほうが明らかに食べて多くの金額を使っているからでしょう。それならば食べ放題のお店に行けば、甥や姪がたくさん食べても気になりませんよね。むしろ食べ盛りの子どもたちを微笑ましく見守れるのではないでしょうか。食事会の開催場所を変えるだけでストレスが減るのであれば試してみる価値はありそうです。
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文・motte 編集・荻野実紀子 イラスト・マメ美