佐々木朗希、4回途中8奪三振の好投 適時失策で1失点も堂々のWBCデビュー

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2023年03月11日 20:54  ベースボールキング

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ベースボールキング

チェコ戦に先発登板した侍ジャパンの佐々木朗希
◆ 12年前に被災、運命の3月11日にWBCデビュー

 野球日本代表・侍ジャパンの佐々木朗希投手(21=ロッテ)が11日、『カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 東京プール 1次ラウンド』の第3戦・チェコ代表戦に先発登板。4回途中2安打1失点、毎回の8三振を奪う好投で後続にバトンを託した。

 WBCデビューを果たした令和の怪物。初回、先頭のメンシクを右飛に仕留めると、メジャー経験者の2番・ソガードはフォークを続け空振り三振に仕留めた。簡単に二死を奪ったが、3番・クラップには163キロを左翼線へ運ばれ二死二塁。4番・セルヴェンカは遊撃正面のゴロに打ち取ったが、これを今大会初スタメンの中野(阪神)が一塁へ悪送球し、思わぬ形で先制点を失った。

 2回は二死から四球を与えたが、9番・ハイトマーを遊ゴロに退け無失点。3回は一死から安打と四球で一、二塁のピンチを招いたが、セルヴェンカを145キロのフォークで空振り三振。続くメンシクは中飛に退けた。

 3−1と逆転してもらった4回は、先頭で粘るムジクをフォークで空振り三振。続くエスカラには追い込んでからの直球が引っ掛かり死球を与えた。それでも、続くスモーラはフォークで空振り三振。ここで投球数が大会規定の65球を越え降板となった。リリーフした宇田川(オリックス)がハイトマーを三振斬り。佐々木の登板結果は3回2/3で66球、2安打1失点(自責点0)、8奪三振3四死球となり、最速は164キロを記録した。

 岩手・陸前高田市出身の右腕は、12年前の3月11日に東日本大震災を経験。父と祖父母を亡くした。運命とも言える日にWBCデビュー。リードした状況でチームメイトにバトンを渡し、自らの役割を果たした。

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  • 早い球でも二塁打打たれるんだね
    • イイネ!3
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