やれ田舎暮らしは苦労した、やれ男の子3人の子育てはいろいろあった、自身の学歴にも負い目があって、辛かったなどなど。
義母の不幸自慢は毎回似たような話ばかりです。「あー。今日もこの調子か……」と聞いてるこっちの気が滅入りそうになります。
私だって、はじめのうちは共感する気持ちを出したりしていましたが、こうも毎回続いてくると「へー」「はあ」「なるほど」などと繰り返すだけに。義母の不幸話を聞くのは、もう正直面倒で、毎回お茶とお菓子をいただきながら適当に相槌をうっています。
私はこれまで義母ほどの苦労はないし、今も平和に暮らせているので、「これから大変よ!」なんて言われてもな……。困ってしまいます。
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そんなある日、また義母の話を聞いていたときのこと。いつものように義母が不幸自慢をしたあとに、自分の人生をどう思うか、問いかけてきました。私はとっさに「かわいそう」と言ってしまいました。
私は、自分の人生に感謝してるし、また、そうさせてくれた両親にもありがたい気持ちでいっぱいだとも言いました。
しかし、どうやら、私のこの発言がまずかったようです。
その翌日、義母から話を聞いたであろう夫から注意を受けました。
夫には、私の言い方に問題があったと言われました。夫は小さな頃から義母の苦労を聞かされて育っているせいか、「お義母さんは大変」「お義母さんは苦労人」といつも義母の味方です。「義母=か弱い人」と思っているようです。
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夫の義母に「寄り添う」はただただ義母の話をやさしく聞き続けることなのでしょう。でも私は毎回同じ話を聞かされてウンザリ。しかも「あなたもこれから大変よ!」なんて言われて。そんなときに「どう思う?」なんて聞かれたら、私にだって言いたいことはあります。それに私もロボットじゃないし、頷くだけというわけにもいきません。それが月に数回。私にとって結構なストレスです。
でも義母にはもう少し前向きに生きてほしいな、そんな気持ちもあるのです。
【後編】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・水戸さゆこ 編集・横内みか