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前回からの続き。私(レイカ)は結婚後、夫(アキオ)の両親と同居をしています。将来のことを考え、今は貯金を優先したいと考えたからです。最初のうちは「月5万円」と言われていた生活費が増額され、今では「月10万円」を請求されてしまったのです。その代わりに、家事は義母がおもに担当するという条件だったのに、週末には私に家事を丸投げ。さらに義母は……。
我慢の限界に達し、私はついに義母と衝突してしまいました。もう同居はムリ! 私たち夫婦は義両親との同居を解消することにしたのでした。
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義母と言い合いになったあと、私はいったん、実家へ逃げました。そして、アキオさんもいままで私の負担が多すぎたと分かってくれたようでした。
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「お義母さんがあんなに冷たい人だと思わなかった。あなたの親だから我慢していたところもあるけど、もう無理だよ。とりあえず家探そう。今度の土日迎えにきて」と、伝えます。
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「いまここで、お金をあまり使いたくないから、できるだけ安い物件を探そうね」と言う私に、アキオさんからなにやら提案があるようでした。
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なんとアキオさんは、新築のマンションを購入しようと言ってきたのです。
同居してるあいだ、貯金はしてきたけれど、義母から生活費を増やされたおかげで、思うように貯金できなくなりました。だから頭金ほどのお金はまだ用意できていません。
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「心配するなって言ってもないものはないじゃない!」という私にアキオさんは不敵な笑みを浮かべます。夫の自信たっぷりな表情に私は何やら不吉な予感がしました。同居期間中に、アキオさんも別に貯金をしてくれていたというのです。
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「だーかーらー。まだわかんない? 増額した分の5万円は俺らの貯金になってるんだよ!」とアキオさんはどや顔で言いました。
義母への生活費として渡すのなら私が大人しくお金を出すだろうという、確実にたくさん貯金をするためのアキオさんが考えた作戦だったいうのです。
じゃあ、生活費を多めに入れる代わりに家事分担を義母に任せていいという話ももしかして……私は青ざめます。
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私は、夫であるアキオさんをずっと信用していましたし、愛していました。そして私を唯一守ってくれる存在だと思っていました。だから義両親が、生活費を増額してこようが、義母から冷たいことを言われようが耐えてきたんです。それなのに義母と私のトラブルの原因は全てアキオさんだったなんて……。いくらお金を貯めたいからと言って、私と義母の関係性を台無しにした夫。私はアキオさんのことが一気に信じられなくなってしまったのです。なぜ今まで気づかなかったんだろう。
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原案・編集部 脚本・古川あさこ 作画・ちょもす 編集・横内みか