前回からの続き。私はユキナ、幼い子ども2人(ケント年少・リヒト2歳)を育てる専業主婦です。夫スグルの実家が歩いて数分の場所にあり、義母がひとり暮らしをしています。孫のことを可愛がって大歓迎してくれるので、最近は週3〜4回顔を見せに行っていました。おかげで私は子どもを預けてカフェやネイルサロンに行けて、子育ての息抜きができるので助かっていたのです。しかしある日いきなり義姉のヒトミさんから「もう母に甥っ子を預けないで」とメッセージが届きます。憤慨したスグルが連絡をとってくれ、私たちはそろって義実家に集まりました。
ヒトミさんは動じることなくキッパリと言い放ったのです。「そうね、他人だものね。それならなおさら連れてこないでくれる? その他人の面倒を見させられてるのは私なんだけど」その言葉に固まる私たち。ヒトミさんは淡々とした声で続けます。
全く知らなかった事実に私は呆然とします。スグルも黙り込んでいます。たしかに義母の家に預けている間のことは全く頭にありませんでした。育児から解放された貴重な時間を、どう過ごそうかということだけしか考えていなかった……。
「街なかで何度かユキナちゃんを見かけたことがあるのよ。ずいぶんと楽しそうだったわね?」ヒトミさんの嫌味のこもった言葉に思わずカチンときました。言われっぱなしで怒りも湧きあがり、思わず毒づきましたがヒトミさんは冷静に返してきました。
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カッとなった私はついヒトミさんにケンカを売るようなことを口走ってしまいましたが後の祭り。逆に言い負かされてしまい何も言えなくなってしまったのでした。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・うーにゃ 編集・井伊テレ子