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前回からの続き。私(ユウコ)と夫のトシキは高校の同級生で、互いに気心が知れている良きパートナーです。しかしある休日、トシキは突然「仕事」と言って出かけていきました。帰宅後も明らかに挙動不審なトシキを見て、私は「怪しい」と確信をしました。カバンから交通系ICカードを抜き取り利用履歴の印字をしてきた私は、トシキが隣の県のA駅に行っていたことを知ります。実はトシキは高校の同級生マリエに会いに行っていたのです。マリエは何を隠そう高校時代にトシキに好意を寄せていた人物で、大人になった今でも交流は続いていました。そしてトシキは突然呼び出され振り回された経緯を私に語ったのでした。
「もうマリエのことブロックもしたし!」トシキはマリエからの連絡手段はもうなくなったと言ってスマホ画面を見せてきました。しかし私の疑いは晴れません。「本当に話をしていただけ?」「本当だって!」「別に異性の友達がいても構わないし、連絡とることも気にしてない。でも『嘘をついて2人で会う』はアウト!!」
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「正直、私はまだあなたの言った内容を100%信用しているわけじゃないから。信じてほしいならさ……。最初から信頼を失うような行動はしちゃいけないんだよ!!」
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私は交通系ICカードの利用履歴を突きつけながら言います。「この紙みたいに、心の中を証拠として見せることはできないの! だから嘘をついたり、疑わしい行動をとったりしちゃいけないの」「で……でも、本当のことを言ったらユウコが不安に……」「結局バレてるんだから、その思いやりは意味ないんだよ!」
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「これからのあなたの行動を、よーーーっく見ていますから」「はい……」トシキはその後、マリエとは一切連絡を取っていないようです。きっとこれから私の信頼をとり戻すべく行動してくれることでしょう。
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トシキは自身の潔白を懸命に主張していましたが、正直何が本当なのかは分かりません。だって心の中を見ることはできないのですから……。だからこそ信頼を失わないために相手が疑ってしまうような行動をとってはいけないのだなと、今回の件で実感しました。マリエのことは共通の友人を通じ、今でも旦那さんと仲良く暮らしていると聞きました。まぁどうでもいいのですが。後々のことを考えても、マリエとトシキの縁が切れたいい機会だったと前向きに考えたいと思います。
原案・編集部 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子
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