大会最年少ゴールで決勝進出の立役者に! 16歳FWラミン・ヤマル「チームを助けたかった。夢みたいな気分」

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2024年07月10日 17:29  サッカーキング

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決勝進出の立役者となったFWラミン・ヤマル [写真]=Getty Images
 スペイン代表のFWラミン・ヤマル(バルセロナ)が、EURO2024・準決勝フランス戦を振り返った。9日、公式サイト『UEFA.com』が伝えている。

 “無敵艦隊”を目覚めさせるのは、16歳になるかもしれない。9日の準決勝でフランス代表と対戦したスペイン代表は、主力3選手を欠いた中で9分に先制点を許した他、FWキリアン・エンバペと対峙したDFヘスス・ナバスがイエローカードをもらうなど、早々に劣勢に追い込まれた。が21分、FWラミン・ヤマルが“一撃”で、この嫌なムードを変えたのだ。ボックス手前からの左足のコントロールシュートは、左ポスト叩いてネットを揺らす。16歳と362日。EURO最年少得点記録だった。この勢いのままに、4分後にはFWダニ・オルモが逆転ゴール。その後はボール保持でゲームを支配しつつ、逃げ切りに成功。2012年大会以来となるファイナル進出を成し遂げている。

 試合後、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出されたヤマルは「決勝に進めたことには興奮しているけど、最も重要なこと…優勝をまだ成し遂げていない。難しい場面もあった。あそこまで早い時間帯に失点するとは思っていなかった」と試合を振り返った。

 また、EUROの歴史を塗り替えた“ゴラッソ”にも言及。「シュートが入った角の上隅を狙っていたから、(ゴールが決まった時は)純粋に昂ったよ」と回顧したヤマルは、「何が起こったかを考えないようにしている。楽しんで、チームを助けたい。全試合に勝つためにここにきたからね。それにこれで、土曜日にドイツで、チームメイトのみんなと一緒に17歳の誕生日を祝うことができる」と胸中を明かした。

 これで大会最多4度目の優勝に王手をかけた。同選手は「決勝に進出できたことは本当に特別なこと。チームを助けたかったし、今日もそれをやろうとした。だから試合終了のホイッスルを聞いた後は、ただただ嬉しかったんだ。夢みたいな気分」としつつ、「決勝では最高の相手と戦うことになる。どっちらが勝ち上がってくるのかを楽しみに待ちたい」と決勝戦に対する高揚感を語っている。

 世界の覇権を取り戻す航海は、いよいよフィナーレを迎える。12年前に成し遂げた主要国際大会3連覇の偉業後は、タイトルとは縁遠かったスペイン代表。ラミン・ヤマルを始めとる若い才能が集結した今大会で、“無敵艦隊”の復活を示したいところだ。


【動画】ラミン・ヤマルの歴史的ゴラッソ





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