前回からの続き。私はカナ。1歳の娘(ミユ)がいます。旦那のケンジと結婚してまだ数年ですが、この結婚に少し後悔をしています。ケンジに「だらしがない」「普通じゃない」と言われた私。私としてはケンジの方が「普通ではない」性格をしていると思います。相手が嫌がることを「自分がやりたいから」という理由でする人だから。私だったらもっと相手を気遣うと思います。しかし、私が過眠気味であることは事実。昔からそうであるため「私は人より眠る時間が長い」のは分かっていましたが、気になって調べてみると「HSP」という単語がでてきたのです。
そこから1週間、ずっとHSPのこと、そして今後どうすればいいかを悩み抜きました。そしてやっと、先週喧嘩して以来全く話をしていないケンジに話し合いを持ちかけたのです。
私はずっと喧嘩になったことを気にしていましたが、それもケンジにとっては覚えていない些細なことなのでしょう。感覚がこうも違うと、喧嘩が絶えなかったのは仕方がないことなのかもしれません。
「でも私は今まで、周りも私と同じだと思っていたの。だから“私が常識”だと思ってあなたを心の中で非難してた。ごめんなさい……」私は心から謝りました。
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学生のときも自分の性格をよく調べていました。とくに、疲れると異常なほどひとりになりたかったり、眠くなったりというのは自分でも困っていたのでたくさん調べていたのです。
しかし久しぶりに調べてみると、前は見つからなかったHSPセルフチェックというものを見つけました。
そのチェックはまるで自分のことのように、多くのことが当てはまりました。
今まで自分を“常識”だと思い込み、ケンジを責めていましたが、もしかしたら私の方が過剰に反応したり、勝手に深く傷ついたりして、ケンジを混乱させていたのかもしれません。
参照:「静岡県ホームページ」まずは知ること 〜HSP編〜
※漫画で描かれた症状は、すべてのHSPの人に当てはまるものではありません。またHSPの症状と言えない事象も含まれますのでご注意ください。
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【第4話】へ続く。
原案・編集部 脚本・物江窓香 作画・魚師 編集・塚田萌